<井田病院>地域の企業・団体向けに「コロナ対策講座」、医師や看護師を派遣 | 横浜日吉新聞

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地域の企業や商店、団体「新型コロナウイルス対策」を学んでみませんか。井田病院は先月(2020年)7月から地域での感染症対策として、専門の医師や看護師らを派遣する「出前講座」を始めました。中原区や高津区などの川崎市内に加え、日吉や綱島など病院周辺の横浜市内も対象としています。

井田病院の“門前薬局”やバス停(さくらが丘方面)は港北区下田町側(右)にある

同病院の地域医療部では、これまでも地域の企業や団体に医師や看護師を派遣し、インフルエンザや海外出張、禁煙・花粉症対策といった内容の出前講座を開いてきましたが、今回は新型コロナウイルスにテーマを特化。

市内で唯一となる結核病棟を設置する病院として、感染症対策の知見を地域に共有することで、周辺での感染拡大を抑えたい考えです。

地域の企業や商店、団体などに講師を派遣する井田病院の「出前講座」のチラシ(同病院の公式サイトより)

出前講座では、マスクの付け方から新型コロナウイルスの特徴感染対策などの講義に加え、実施場所となった施設や店舗などの現状に応じた対策のアドバイスも受けられるといいます。

同病院は川崎市立の病院ですが、道路一本を挟んで港北区という環境にあり、横浜市側からの利用者も多いことから、今回の出張講座は市内外にかかわらず病院周辺の企業や団体を対象としているとのこと。

出前講座の開催は無料で、毎週水・金曜日の13時から17時までを基本としていますが、他の曜日でも日時調整は可能だといいます。問い合わせは同病院の地域医療部(044-788-0582)へ。

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【参考リンク】

井田病院の「講座・イベント」案内(ページ下部に「出前講座」の案内あり)


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