<路線価2020年>日吉駅前が「100万円台」に上昇、綱島駅西口は80万円 | 横浜日吉新聞

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日吉駅前の「路線価」が3ケタの100万円を超えました。全国の道路に面した土地(宅地)の価格を国税庁が調査した2020(令和2)年分の「路線価」がこのほど公表され、前年比6万円増という過去5年でもっとも高い上昇を見せた日吉駅前が1平方メートルあたり102万円となったほか、綱島駅前や高田駅前も順調に上昇しています。

前年から6万円の上昇で1平方メートルあたり102万円となった日吉駅前

路線価は、道路に面した宅地の1平方メートル当たりの評価額。相続税や贈与税の算出時に使われるもので、国税庁の説明によると、国土交通省が毎年調査する「公示地価」と比べ、2割ほど低く評価しているといいます。

日吉駅前でもっとも高い路線価は、ロータリーに面して出入口を持つ建物で、2020年の価格は前年から6万円上げて、1平方メートルあたり102万円。港北区内で3ケタに達したのは、新横浜駅前に次ぎ2カ所目です。

今年3月にリニューアルされた綱島駅

綱島駅前は、西口の目の前に位置するビルが最高値となっており、2020年は前年から3万円上げて1平方メートルあたり80万円に達しています。

綱島駅東口では駅ビル「エトモ綱島」側の道路に面した建物が最高価格で、前年比2万円増の58万円でした。

日吉元石川(荏田綱島)線に面した高田駅前

高田駅前は、日吉元石川(荏田綱島)線に面した高田地域ケアプラザの手前から高田交差点までの間(高田西1~2丁目・高田東3~4丁目)がもっとも高い価格の場所。前年は5000円の上昇にとどまっていましたが、今年は1万円増の31万円となっています。

日吉・綱島・高田の最高価格地点「2020年路線価」は次の通り。

▼ 日吉駅前西口(ロータリー前)[PDFリンク]

2020年:102万円/平方メートル(前年比+6.0万円)
(※)2015年(5年前)価格:81.0万円/平方メートル

▼ 綱島駅前西口(駅前のビル)[PDFリンク]

2020年:80.0万円/平方メートル(前年比+3.0万円)
(※)2015年(5年前)価格:68.0万円/平方メートル

▼ 綱島駅前東口(駅ビル側の道路に面した建物)[PDFリンク]

2020年:58.0万円/平方メートル(前年比+2.0万円)
(※)2015年(5年前)価格:50.0万円/平方メートル

▼ 高田駅前(日吉元石川線沿い)[PDFリンク]

2020年:31.0万円/平方メートル(前年比+1.0万円)
(※)2015年(5年前)価格:27.5万円/平方メートル

なお、港北区内のその他エリア(場所)については、国税庁のサイトから調査が可能です。

【関連記事】

<2020年公示地価>日吉本町1と綱島東4は堅調、新駅期待の綱島東1が上昇(2020年3月20日、国土交通省が調査した地価)

【参考リンク】

令和2年分の路線価等について(国税庁)

2020(令和2)年「横浜市港北区(路線価図・索引図)」(国税庁)


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