【法人サポーター会員によるPR記事です】日吉の中学受験塾が、「オンライン授業」に初挑戦するなど、新型コロナウイルスに負けないための新たな試みを行っています。
日吉駅から徒歩約3分、日吉中央通りにある「ひよし塾」(日吉本町1、株式会社タマダ運営)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により学校の教育現場が休校になったことに合わせ、この(2020年)3月3日から臨時休校を実施。
その後、3月16日から変則授業や春期講習を再開したものの、翌4月7日に政府から出された「緊急事態宣言」により、翌4月8日から5月末までの期間、「登校スタイル」での授業は再度休校に。
それでもこの期間内は、講師から各家庭に電話をかけての現状を把握する取り組みや、メールなどを活用した各科目の質問対応、算数・国語で実施した小テストの実施や、「グーグルクラスルーム」を利用した動画授業の配信、そしてオンライン環境を活用した双方向性授業にチャレンジしてきたとのこと。
同社社長の玉田久文(ひさあき)さんは、「お子様を大勢の中の一人にしない」ための取り組みに挑戦してきたと、この期間の“新しい試み”について振り返ります。
算数・理科担当の有久先生が「オンライン授業」にチャレンジ
講師の中でも、数少ない「自転車通勤」を行うことができたという有久(ありひさ)啓太さん。「濃厚接触者も少なかったので」と、電車通勤の講師が出勤を控える中、同校に出勤しての準備を行い、ゴールデンウイーク明けから5年生の算数、6年生の算数と理科での、テレビ会議システムZoom(ズーム)を利用した「双方向性」のオンライン授業を初めて行ったと語ります。
「実際に動画の撮影を行おうとすると、ホワイトボードが反射したり、ライトの当て方次第でも見えにくくなったりと、大掛かりな準備が必要となりました」と有久さん。
スマートフォンでは画面が小さく、板書などが見づらいことから、受信する環境にはパソコンかタブレット端末が必須となったものの、ほとんどの家庭ではいずれかは保有しており、問題なく配信を実行。
ただし、「子どもたちがパソコンやタブレットを一人では扱えないため、保護者からの要望で、土日での配信となりました」と、“子どもだけで受講する”リアルの授業とは異なる環境だったことについても言及します。
国語・社会担当の石井先生が“テレワーク”、在宅勤務で動画を作成
東京都内に在住していることから、「通勤ができなかった」という教室長の石井覚(さとる)さん。在宅勤務でパワーポイントを使用したオリジナルの国語の動画を15本作成、4年生から6年生までに配信を行い、国語の要約文添削も同時進行で実施したといいます。
大学入学時の1980年代から塾講師経験があった石井さんは、現在に至るまでそのキャリアを30数年磨いてきたベテラン講師。
「動画作成には、手間がかかりましたね。時間もかなり要しました」と、主に5月中に配信したという動画作成のエピソードを振り返ります。
石井さんは、大手進学塾での塾講師経験を持ち、時に60人規模のクラスを担当することもあったことから、「その頃は、それぞれの塾のカリキュラム優先で子どもたちを“引っ張る”スタンスでした」と、今は、最大20数名の規模だという、“少人数制”での運営を行うひよし塾との違いについて説明します。
「(大手塾時代と比較して)一人ひとりの、合格の重みが違うと感じています。それまで、一人あたり2分しか割けなかった時間を、今は、一人ひとり20分ずつ、1時間かけてでも、じっくり指導をしなくてはと感じています」と語る石井さん。
随筆文に対する意見文についての指導も、「この期間のみで500枚分も作成しました。長編小説を1冊分書くような、そんな仕事量でした」と、“とことん(生徒の)面倒を見る”ことが特色の同塾らしいケアを試みたと、今回の「在宅勤務」、やはり初挑戦となったテレワークについて振り返ります。
新たな「ひよし塾」の将来展開とは、オンライン活用の新たな可能性
理数系担当の有久さんも、各科目「1日2問」という制限をつけて募集した質問に対し、「回答は1000枚にも及びました。どうしても、図形問題などは、手書きでなければ伝えることが難しく、全てスキャニングし、画像をメールで送るという対応を行いました」と、同塾らしい、一人ひとりに向けた“徹底回答”を心掛けたと語ります。
改めてこの期間を振り返り、“ネット環境”と電話のみで伝える難しさも感じたといいますが、有久さん、石井さんが、ともに感じているのは、「自身の納得いく学習を行い、満足できる学校に通うことができる生徒は、“コミュニケーション力が高い”」ということ。
とかく一方通行になりがちな「オンライン授業」や「動画配信」であっても、「ここが分からない、ここをしっかりやらないと、という双方向でのやりとりをしっかりとできる。言葉のキャッチボール、意思疎通(そつう)こそが大切なんです」と、有久さん、石井さんともに、さらに子どもたちとのコミュニケーションを、よりしっかりと行っていきたいと感じたとのこと。
「驚くくらい、課題をこなしてくれた生徒たちも多く見受けられました。“自ら”課題に取り組める、そういった生徒の意欲を、これからも育み、育てていきたい」と石井さん。
電車に乗ることが難しい環境にある生徒を対象に、今月(6月)末まではZoomでの一部授業の配信も行っていく予定とのことで、「例えば再び“コロナ禍”が訪れたり、大きな災害などが起こったりした場合でも、今回のオンライン教育のノウハウを活かし、新たな事業展開を行うことができれば」(有久さん)と、同塾では、さらなる世の中の変化にも柔軟に対応しやすい、地域密着型、また少人数制ならではの中学受験塾のメリットを、これからも最大限に発揮していきたい考えです。
※ 記事の掲載内容については、直接「株式会社タマダ~ひよし塾」にお問い合わせください。
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【参考リンク】
・ひよし塾サイト(株式会社タマダ運営)
・中学受験塾 ひよし塾のつれづれ日記(アメーバブログ)
(法人サポーター会員:中学受験ひよし塾~株式会社タマダ提供)