外出自粛要請が出されているなかで、公園を使っていいのか――。横浜市環境創造局は市が管理する公園について、「よくあるご意見・ご質問と回答」として考え方を示し、このほど最新版を公式サイト内で公開しました。子供の健康維持や大人の散策などの際は、マスク着用や手洗い・うがいなどの感染防止対策を行ったうえで「使用は可能」としています。
横浜市の公園に対する考え方として、
- 屋外での散歩などは「生活の維持のために必要なもの」として、外出自粛の対象となっていない
- 公園には災害時の避難場所としての機能もある
といった理由から、神奈川県内に緊急事態宣言が発出されて以降も公園自体を閉鎖しなかったといいます。
公園内に設置されている遊具についても、「子供の健康維持のため屋外での適度な運動が必要とされている」(横浜市環境創造局)として、使用できる状態です。
ただ、遊具の消毒を行う予定はないとのことで、「砂場の衛生対策と同様、利用した後は手洗い等の感染防止対策を行うようお願いします」(同)と呼びかけます。
また、公園と園内の遊具やベンチなどは「混んでいたら利用しない、いつもより短めに使う、独占しないように使う、大声を出さないなどに配慮」(同)することをはじめ、「大勢で集まる、少数でも身を寄せ合うような『密集』・『密接』など、感染リスクが高くなる状況を作らないようにしてください。また、公園内でのジョギングは少人数で行ってください」(同)と求めています。
そのうえで、「混雑(「密集」・「密接」)の状況が確認された場合は、やむを得ず利用休止とさせていただく場合があります」(同)としており、これまでに新横浜公園や岸根公園といった大規模な市内18公園では、大型遊具に利用者が集中する傾向が見られたことから、4月25日(土)以降は遊具が使えないように封鎖されたことがあります。
【関連記事】
・新横浜公園や岸根公園で遊具使用を休止、「密接・密集」防ぐ新型コロナ対策で(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年4月24日)
【参考リンク】
・新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた公園利用について(横浜市環境創造局、2020年5月18日更新)
・港北区内の「公園・緑道」の一覧(港北土木事務所)