きょう(2020年)5月3日(日)夜の公表分で横浜市における新型コロナウイルスの累計感染者が400人を突破し、401人に達しました。このうち同日までに亡くなった人は20人にのぼっています。累計退院数は61人。【2020年5月3日20:37記事公開、5月4日17:09一部情報追加、(※)5月8日の「行政区別」感染者数記事はこちらをご覧ください】
市の公表によると、3月の公表分までに横浜市内での感染者数は29人にとどまっていたものの4月に急増し、330人超が感染。5月に入っても新たな感染者数は一定数公表されており、1日(金)に7人、きのう2日(土)は16人、きょう3日(日)も12人となっています。
このところは主に「クラスター」と呼ばれる集団感染が医療機関をきっかけに起きているケースが公表されており、4月13日(月)発症の70代男性を皮切りとした30人超や、4月23日(土)発症の40代女性以後の17人といった発症者分が目立ちます。これらのほか、港北区内の医療機関でも医師ら勤務者10人以上が感染したことも公表されています。
最新となる5月1日(金)時点での行政区別に見た感染者数は、職員や入院患者らの集団感染を公表している「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」が位置する旭区(人口24.5万)で38人、青葉区は35人(人口31.1万人)、港北区は34人(人口35.5万)の3番目。鶴見区は29人(人口29.4万)、看護師や入院患者らの集団感染を公表している「横浜甦生(こうせい)病院」が位置する瀬谷区で28人(人口12.2万)となり、都内へ通勤・通学者の多い北部の3区と、集団感染が発生している南部の2区という、「郊外部」と呼ばれる行政区が市内の“ワースト5”を占める形となっています。
【関連記事】
・<新型コロナ>横浜市の累計感染者は500人超に、集団感染が止まらず(5/17時点)(2020年5月18日)※その後の状況(リンク追記)
・<新型コロナ>港北区の感染者35人、旭区や瀬谷区で集団感染の増加目立つ(5/8時点)(2020年5月8日)※行政区別の詳細記事(リンク追記)
・日吉・綱島・高田「沿線市区」でも感染者増の傾向続く(4/30記事公開)(川崎市や東京都内で増加中)
【参考リンク】
・新型コロナウイルス感染症による新たな市内の患者確認について(横浜市、2020年5月3日発表分、390~401例目)
・横浜市内の陽性患者の発生状況データ・相談件数(横浜市)