横浜市経済局は、市内の飲食店でテイクアウト(持ち帰り)販売やデリバリー(配達)を行っている店舗の情報集約を今月(2020年)4月21日に開始し、店舗リストを作成して随時公開していくとともに、誰もが自由に使用できる「オープンデータ」として、民間企業などによる活用を呼び掛けています。

横浜市経済局が4月21日に開設した「テイクアウト&デリバリー横浜」のページ
市経済局がこのほど始めた「テイクアウト&デリバリー横浜」は、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境にある市内飲食店を支援する一環として考案。
各地の商店街(商店会)などの団体加盟の有無を問わず、掲載を希望する飲食店からの情報を受け付け、一覧表として公開していく予定です。
一方、「行政からの発信だけでは限界がある」(同局)ことから一覧表はオープンデータとし、民間企業などが情報を発信する際に自由に使える形としています。
掲載を希望する飲食店は、専用の「登録申請フォーム」からメニューの内容や250文字までのメッセージ(PR)などを入力。掲載は無料です。
市経済局では、飲食業の許可などを保健所で確認することに加え、保健所の許可が得られないメニューや、公序良俗に反する記述などの場合は掲載ができない場合があるとのことです。また、「横浜市暴力団排除条例第2条に定める暴力団、暴力団員、暴力団員等、暴力団経営支配法人等と関係ないことを誓約いたします」などの項目にチェックすることを求めています。
なお、港北区でも独自に商店街(商店会)加盟店を対象とした配達・持ち帰りサービスを行う店舗を紹介するページを開設中です。
また、川崎市経済労働局でも4月20日からテイクアウトやデリバリーが可能な店舗の情報募集を行っています。
【関連記事】
・<港北区>持ち帰り・配達の商店街店舗を紹介するページ、掲載店を募集中(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年4月14日)
・日吉・綱島・高田エリアの飲食店による持ち帰り弁当販売や宅配について(2020年4月17日)
【参考リンク】
・横浜市経済局「テイクアウト&デリバリー横浜」(4月21日開始、リスト公開と情報登録)
・港北区「区内で配達・お持ち帰りをご利用いただける商店会店舗を紹介します」(4月13日公開、情報追加中)
・川崎市「テイクアウトやデリバリーができるお店の情報をご登録ください」(4月20日開始)