新型コロナウイルス感染症対策による臨時休校の延長で、子どもたちが長い時間を過ごす学童保育に、港北区内メーカーから「スチームクリーナー」が初めて届きました。
2017(平成29)年8月に、新横浜駅や横浜アリーナにも近い大豆戸町に本社を移転した大手清掃機器メーカー・ケルヒャー ジャパン株式会社(佐藤八郎社長)は、学童保育内での「施設内の衛生管理」の一助にと、同社製品同社製品の「スチームクリーナー」を、区内全31カ所の学童保育(放課後児童クラブ)に初めて寄贈しました。
今週(2020年)4月9日の昼下がり、昼食を終えた児童約20人(在籍は約40人)が過ごすなか、同社マーケティング部の舘澤晋典(しんすけ)さんが、下田町4丁目にある下田学童保育所を初訪問。
届いたばかりのスチームクリーナーの組み立て方から、アクセサリーやパーツの装着方法、そしてセットアップから具体的な使用方法といった、同製品の活用方法についてのレクチャーを実施しました。
このスチームクリーナーは、約100度の高温スチーム、(蒸気)を噴射するタイプの清掃機器となっており、洗剤などの化学製品を使わずに水だけで汚れを落とし、除菌をすることができるという特色を持っています。
同学童保育に勤務して16年のキャリアを持つという支援員の高森靖剛(やすたか)さんは、今回の同社製品の寄贈について、「掃除は子どもたちが利用する前、そして帰った後も、毎回行っています。洗剤も要らず衛生的なこの製品を寄贈いただけたのは、大変嬉しいこと」と笑顔で語り喜びます。
利用児童の父で、同学童保育元会長(保護者代表)の黒須悟士さんも、「この新型コロナウイルス感染拡大という状況の中、この製品を使って掃除を行うことで、子どもたちがより安心・安全に通い過ごせるようになるのでは」と、区内企業からの思わぬ“プレゼント”に感謝しているとのこと。
「1リットルの水を入れて、5分間待ってから約30分間の使用が可能」、「高温の蒸気にも注意」といった、スチームクリーナーならではの特色を、舘澤さんは実際に実演での見本を示すことで丁寧(ていねい)に解説。
また、高温のスチームが噴き出す、スチームクリーナーを使用しての初めての清掃風景に、見学していた子どもたちは驚き、また興味深げな表情を浮かべていました。
1980(昭和55年)の設立から、今年(2020年)9月で開所40周年を迎えるという同学童保育にとって、思わぬ「区内メーカー」からのプレゼント。
今回、区内で3カ所目の学童保育への訪問となった舘澤さんは、「こういった非常事態の中、いずれの学童でも、寄贈を大いに喜んでくれたことが、社会貢献を行う企業としての使命や役割を果たせたようで本当に嬉しい。子どもたちも一緒に、このスチームクリーナーでの掃除を、大いに楽しみながら、日頃の衛生管理にも活用してもらえたら」と、同社製品の「強み」を活かしながらの日々の清掃を呼び掛けています。
なお、区内の全31カ所の学童に、スチームクリーナーは順次発送されているとのことです。
【関連記事】
・ニーズ高まる区内「学童保育」、全31カ所に区内メーカーが清掃機器を寄贈(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年3月31日)
・世界最大級の清掃機器メーカー・独ケルヒャーが新横浜を本社に選んだ理由(新横浜新聞~しんよこ新聞、2017年11月16日)
・[PR]新横浜ケルヒャーでスチームクリーナー体験、除菌や汚れ落としに活用を(新横浜新聞~しんよこ新聞、2020年3月27日)※ケルヒャーセンター横浜(本社1階)のPR記事
【参考リンク】
・学童保育にスチームクリーナーを寄贈(ケルヒャージャパンのプレスリリース・PDFファイル)
・ケルヒャーセンター 横浜のサイト(同)
・施設ガイド-放課後児童クラブ(学童保育)(横浜市港北区)