綱島小が創立70周年「記念事業」にキックオフ、街ぐるみで盛り上げへ | 横浜日吉新聞

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創立70周年を迎える「記念事業」が、街・地域ぐるみで本格スタートしました。

「なかよくつよく糸杉も」と校歌にも歌われるイトスギ、今年(2019年)新設されたばかりの体育館・通級学級棟もまばゆい綱島小学校は、来年(2020年)創立70周年記念の節目の年を迎える

「なかよくつよく糸杉も」と校歌にも歌われるイトスギ、今年(2019年)新設されたばかりの体育館・通級学級棟もまばゆい綱島小学校は、来年(2020年)創立70周年記念の節目の年を迎える

1951(昭和26)年に開校した横浜市立綱島小学校(綱島西3)の創立70周年を祝おうと、同小学校の卒業生や歴代PTA役員らが中心となり、「創立70周年記念事業実行委員会」が発足。

昨日(2019年)12月12日の午前、同校にて「記念事業役員会」を開催、来年(2020年)10月31日(土)に開催予定の記念式典などに向けた打ち合わせをスタート。同事業が正式に“キックオフ”することになりました。

すでに、一昨年前の2017(平成29)年から3年間、「70周年記念バザー」を実施し、今年春からは「70周年記念誌」の作成にも着手するなど、着々と70周年に向けた準備を進めてきていた同実行委員会。

綱島小学校PTA会議室で行われた「創立70周年記念事業役員会」の様子。和やかな雰囲気の中にもそれぞれの想いを乗せて活発な議論が交わされていた(12月12日10時頃)

綱島小学校PTA会議室で行われた「創立70周年記念事業役員会」の様子。和やかな雰囲気の中にもそれぞれの想いを乗せて活発な議論が交わされていた(12月12日10時頃)

実行委員会会長に就任した、創立50周年式典時のPTA会長・猿渡功さんは、「当時、実父(故・猿渡茂さん)が実行委員会会長を務めていたんです。20年の時を超えて、今回、この大役を担わせていただくことは感慨深いものがあります」と、50周年から20年間の歩みを、後の子どもたちにもしっかりと伝えていきたいとの想いを語ります。

猿渡さんは、「大きな商店街があるのが(他校と異なり)綱島小学校の大きな特色。“若干、賑(にぎ)やか”な綱島の街らしいカラーを出しながら、在校生・卒業生全員が参加できる70周年のイベントにしたい」と、誰もが“楽しみ”、そして“心に残る”記念イヤーにしたいと意気込みます。

「街ぐるみ」での相撲大会も開催される綱島小学校内の土俵(左)は同校のシンボル。右手奥が体育館・通級学級棟

「街ぐるみ」での相撲大会も開催される綱島小学校内の土俵(左)は同校のシンボル。右手奥が体育館・通級学級棟

「街ぐるみ」での記念事業を志しているのも同校の特色。50周年にも刊行した「記念誌」は、そのページ数が100頁(ページ)以上にも及ぶボリュームでの制作がすすんでいます。

記念誌委員会の委員長として活動の中心を担う榊原真純(ますみ)さんは、「航空写真なども、この20年間の歩みをしっかりと残すためにも、街の風景なども入れて撮影したものを盛り込む予定です」と、まさに街全体が小学校とともに歩んできた歴史を、しっかりと冊子を手にした人々に伝えていきたいとのこと。

綱島小学校70周年記念ロゴマークの上位3作品にも、校内にある「土俵」に関連したデザインが採用されていたと猿渡功実行委員会会長。同校の児童から100作品を超える応募があったという

綱島小学校70周年記念ロゴマークの上位3作品にも、校内にある「土俵」に関連したデザインが採用されていたと猿渡功実行委員会会長。同校の児童から100作品を超える応募があったという

在校児童から公募し、100点以上の応募があったという「70周年記念ロゴマーク」は、児童たちによる投票で3点選出。

今月(12月7日)開催された「70周年記念バザー」時に、来訪者700人以上が投票、最優秀賞も選出。5年生が描いたという最優秀賞作品は、記念行事などを盛り上げるシンボルマークとしての輝きを放つ計画です。

「意外と、小学校内で地域の歴史は継承されにくいもの」と猿渡さんが語るように、個人情報保護の観点から、PTAの役員レベルであっても、個々の連絡先すらわからないケースもあるとのこと。

2000(平成12)年から2005(同17年)年度卒業生のタイムカプセルを開く計画も

2000(平成12)年から2005(同17年)年度卒業生のタイムカプセルを開く計画も

近い年代層での口コミやSNSなどで70周年事業を広めてもらえたらといい、「地域ぐるみで、小学校や街の歴史をつないでいく場所として、綱島小学校をより盛り上げていきたい」(猿渡さん)と、同実行委員会では、来年行われる各種行事に向けての準備を少しずつ進めていく予定です。

なお、記念式典の後、来年12月には、2000(平成12)年から2005(同17年)年度卒業生のタイムカプセルも開かれる計画も。

綱島商店街など、地元商店街とのタイアップも検討されているとのこと。

来年に向けた“街ぐるみ”での70周年事業から、決して目が離せない日々となりそうです。

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【参考リンク】

学校紹介・沿革~学校のあゆみ(横浜市立綱島小学校の公式サイト)


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