綱島からハンドメイドの魅力伝える、28作家が出店「出張マーケット」は10/6(日) | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】今年(2019年)も恒例の「ハンドメイドの祭典」の季節がやってきました。

すっかり綱島の秋の風物詩となったM工房の「主張マーケット」。2019年も28名のハンドメイド作家が出店することになった(2018年開催時、オーナーの小泉さん)

すっかり綱島の秋の風物詩となったM工房の「主張マーケット」。2019年も28名のハンドメイド作家が出店することになった(2018年開催時、オーナーの小泉さん)

綱島西2丁目の鶴見川近くの住宅街に店舗を置く手作り雑貨のギャラリーショップ「HANDMADE ART BOX(ハンドメイド・アートボックス)M工房」は、通常、店舗で出展しているハンドメイド作家の作品を、特別に「出張」で展示・販売する「出張マーケット2019」を、10月6日(日)11時から16時まで開催します。

場所は、イトーヨーカドー綱島店(綱島西2)の向かい、パデュ中央広場前にある「レンタルルームキングドー」(綱島西2・タウンアイ2階)。

「アクセサリーや実用雑貨、装飾品など、昨年(2018年)、一昨年前(2017年)は、クリスマスを意識した11月に開催しましたが、今年はハロウィン作品も楽しめる10月のこの時期の開催として行います」と、同工房オーナーの小泉美菜さん

今回も、昨年と同様に、28作家によるハンドメイド作品を取り扱う予定です。

オーナー小泉さんと「同級生」の佐々木さんはオープン時から“出店”

同工房の運営を支える2人の「スタッフ」会員も、出張マーケットの開催を盛り上げます。

M工房の運営は、「スタッフ会員」と呼ばれる2人の会員がサポートすることで行われている。小泉さんと綱島小学校時代からの同級生の佐々木さん(左)、大豆戸町在住の我伊野(がいの)さん(右)

M工房の運営は、「スタッフ会員」と呼ばれる2人の会員がサポートすることで行われている。小泉さんと綱島小学校時代からの同級生の佐々木さん(左)、大豆戸町在住の我伊野(がいの)さん(右)

川崎市幸区在住の佐々木加代子さん(アーティスト名:Kayoちゃん)は、オーナーの小泉さんと綱島小学校(綱島西3)時代からの同級生。「まだ樽町中学校(樽町4)がなかった頃に、大綱中学校(大倉山3)に通学した世代でした。途中からピカピカの樽町中学校に通うことになったんですよ」と、小泉さんと過ごした懐かしい小・中学校時代を振り返ります。

木の実や松ぼっくり、どんぐりなどをアレンジしたクラフト作品やリース飾り、アーティフィシャルフラワーが元々のジャンルだという佐々木さんのハンドメイド作品は、千葉県市川市に在住していた頃に盛んだった地域のフリーマーケットに初出店したことがきっかけで誕生することに。

「M工房のオープン当初から、ナチュラルクラフトのジャンルで出展しています。手作り品の評判がよく、すごい、いいね、と言われたことが励みとなり、ハンドメイドが趣味に。小泉さんとの再会を経て、今日に至っています」と、2004(平成16)年の同工房の開店当初、そして初めての「出張マーケット」が2006(平成18)年に開催された頃から小泉さんを支える“仲間”として、日々活動してきた経緯を説明します。

「プロ用ミシン」で実用品作り、大豆戸の我伊野さんが人気を博すまで

もう一人の「スタッフ」会員・我伊野(がいの)ゆかりさん(アーティスト名:chou chou maison=シュシュメゾンさん)は、大豆戸町在住。

M工房内での「Kayoちゃん」(佐々木さん)のボックス。手前には、シュシュメゾン(chou chou maison=我伊野)さんとのコラボ作品も(2019年9月)

M工房内での「Kayoちゃん」(佐々木さん)のボックス。手前には、シュシュメゾン(chou chou maison=我伊野)さんとのコラボ作品も(2019年9月)

2014(平成26)年からM工房に出展することになったのは、「たまたま鶴見川沿いを友人とウォーキングして歩いていたときに、このギャラリーショップの存在を知ったんです。たまたまその時、ハンドメイド作品を販売できるボックス(スペース)が空いていたこともあり、すぐに出展を決めてしまいました」とのエピソードを、こちらも懐かしそうに振り返りながら語ります。

日産スタジアム(小机町)で開催されているフリーマーケットなどに、これまでも定期的に出店してきた経験を活かし、同工房でもたちまち“人気作家”の一人として、多くのファンからの支持を集めることになった我伊野さん。

シュシュメゾンさんの人気商品「スマホケース」(2019年9月)

シュシュメゾンさんの人気商品「スマホケース」(2019年9月)

子どもの成長に伴い、浴衣やお遊戯会、習い事の衣装や服を作るようになったことも「ミシンに触れるきっかけとなりました」と、我伊野さんは、子育てが一段落し、“ミシンが空いた”タイミングで「ビニールコーティング」素材を活かした実用品を中心にフリーマーケットなどに出店、商品が“売れ始めてうれしくなってしまいました”と、その楽しさを説明します。

今では「職業用」のミシンに買い替えるようにまでなったという、「作品の質も、当初の商品からは信じられないくらいにグレードアップしてきたと思います」と、ファンの声を聞き、自身の商品を「高める」工夫を重ねてきたことが、今の人気につながる一因と、その理由を分析します。

「雨女」にならないよう好天を祈る、2019年秋の“日曜開催”

「出張マーケット2019」の参加アーティストについては、特設サイト(写真・リンク)に詳しく掲載されている

「出張マーケット2019」の参加アーティストについては、特設サイト(写真・リンク)に詳しく掲載されている

これまで13年間同イベントを開催してきたなかで、「何故かここ最近は雨に降られてしまうことが多いのです」と、オーナーの小泉さん。

「雨女」と自負してしまうくらいの確率で、雨に降られてしまっていることもあり、「雨合羽(かっぱ)を纏(まと)い、会場案内など、運営に協力してくれる出店会員の皆さんの協力には、本当に頭が下がる思いです」と、“一人だけ”でイベントを行うのではなく、佐々木さん、我伊野さんや、ハンドメイドを愛し、楽しみ、そしてその輪を広げようと参加してくれる一人ひとりの会員の力により、この「出張マーケット」が運営されてきたと、これまでの開催についての感謝の想いも抱いているといいます。

今年こそ「晴れてほしい」と願う小泉さん(2018年開催時、会場の「レンタルルームキングドー」前で)

今年こそ「晴れてほしい」と願う小泉さん(2018年開催時、会場の「レンタルルームキングドー」前で)

出店作家たちが「これまでお互いを知り合う機会がこのマーケットのみのことも多く、さらにお互いをより知ることができたらと、“名札”を考案したのは、やはり人気作家の我伊野さんでした」と、昨年の開催時から、希望者のみ自身の名前が書かれた名札を着けて当日参加することで、会員間のささやかな“交流を促進”することができたと、一人ひとりのアイデアによりこの「出張マーケット」が成り立っていることについても言及します。

今回も、合計1000円以上、先着50名までの購入者を対象とした、参加作家による「プチプレゼント」の実施も予定しているとのことで、「最近多くやってくる台風にも負けじと、また当日の好天を祈っています。ぜひ、綱島ヨーカドーの向かいにある会場にお越しいただけたら」と、小泉さん、佐々木さん、そして我伊野さんは、当日の多くの来訪を呼び掛けています。

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地元中心の28名が彩る、手作り雑貨の「出張マーケット」は11/4(日)に綱島で(2018年10月30日)※昨年の記事。クリスマス向けの出店がテーマの1つだった

手作り雑貨に“一度に出会える”サイト新設、約60名の出展者掲載し買い手とつなぐ(2018年4月20日)※今回も特設サイトで同イベントを紹介している

60人の手作り雑貨に出逢える綱島「M工房」、心に残る作品探す場に(2017年8月25日)

【参考リンク】

M工房出張マーケット2019(特設サイト)

横浜港北・手作り雑貨のギャラリーショップ~HANDMADE ART BOX M工房の公式サイト

レンタルルームキングドーの場所(Googleマップ)※イトーヨーカドー向かい・タウンアイ2階

法人サポーター会員:HANDMADE ART BOX M工房提供)


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