「綱島の桃」を生産者が語る、9/21(土)日吉東急で地ビール限定販売 | 横浜日吉新聞

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今年(2019年)の桃の収穫は――東急日吉駅(日吉2)併設の日吉東急アベニュー(avenue、株式会社東急百貨店)で、地域に根差した“綱島の桃”をテーマとした初めての「地ビール」イベントが行われます。

日吉東急アベニューで9月21日(土)13時からと15時からの2回行われる「綱島桃エール」トークショー&特別販売会の紹介(同店のサイトより)

日吉東急アベニューで9月21日(土)13時からと15時からの2回行われる「綱島桃エール」トークショー&特別販売会の紹介(同店のサイトより)

今週末(2019年)9月21日(土)13時からと15時からの2回、株式会社横浜ビール(中区住吉町)が醸造した地ビール「綱島桃エール」の生産者を招いた、初めてのトークショー(約20分程度)、および特別販売会を、同店本館1階の和洋酒売場(店頭)にて開催します。

今回のイベントは、同店が、桃エールに使用している「綱島の桃」を生産する唯一の農家・旧家「池谷(いけのや)家」16代当主の池谷道義さんを初めて招へい。

横浜ビール営業企画部長で、日本地ビール協会(兵庫県西宮市)公認ビアテイスターとして地ビールの普及活動も行う田尻和彦さんも来店し、桃エールの美味しい飲み方を指南する予定です。

池谷家16代当主の道義さん(右から2人目)との最終打ち合わせ。写真左より日吉東急アベニューの元林さん、小林潤さん、村上裕一さん(綱島東1丁目の池谷家住宅にて、9月5日)

池谷家16代当主の道義さん(右から2人目)との最終打ち合わせ。写真左より日吉東急アベニューの元林さん、小林潤さん、村上裕一さん(綱島東1丁目の池谷家住宅にて、9月5日)

綱島エリアは、池谷家13代当主の故・池谷道太郎(みちたろう)氏が、1907(明治40)年に、桃の新品種「日月桃(じつげつとう)」の栽培を成功させたことで、1931(昭和6)年頃に「東の神奈川、西の岡山」と言われるほどの、全国屈指の“一大桃産地”に発展。

(池谷)道義さんの先代で、父の故・池谷光朗(みつろう)さんが、水害や戦争の影響もあり桃農家が激減、唯一綱島に残った桃農家としての使命を果たすべく、一度途絶えてしまった「日月桃」の歴史を継ぐため復活させたエピソードなど、綱島の桃、そして今年の桃の栽培や収穫について、道義さんがどのように語るかにも注目が集まりそうです。

横浜ビール営業企画部長で、日本地ビール協会公認ビアテイスターとして活躍する田尻和彦さん(右)も来店予定(2017年3月12日、綱島桃まつり)

横浜ビール営業企画部長で、日本地ビール協会公認ビアテイスターとして活躍する田尻和彦さん(右)も来店予定(2017年3月12日、綱島桃まつり)

当日のトークショーは、“いつもの”和洋酒売場の店頭で行われることから、特別販売の購入者列で聞くスタイル(聞く側も主催者側も着席なし)で行われる予定です。

司会進行を務める、日吉東急アベニューの販売促進担当・マネジャーの元林正輝さんは、「地元・綱島に根差した“幻の桃”の歴史を、生産者から直(じか)に聞ける貴重な機会となっています。ぜひ池谷さんのトークを聞き、今年の収穫分での初醸造となる貴重な“桃エール”の香りを楽しんでもらえたら」と、当日の多くの来場を呼び掛けています。

なお、今回のイベントで販売される「綱島桃エール」(330ml・540円、税込)は、各回48本のみ。一人2本まで購入可能です。

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2018年の綱島桃まつりは3/11(日)、鉄道工事の影響と“桃”を継ぐ人々(2018年3月7日)※桃エールの紹介・特徴など

【参考リンク】

Topice(トピックス)~<横浜ビール>綱島桃エール トークショー&特別販売会(日吉東急アベニュー)


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