夜のいびきや眠気の原因は、アピタ内専門医が語る「睡眠時無呼吸症候群」

横浜日吉新聞
綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)アピタテラス横浜綱島内にハート内科クリニックGeN横浜綱島はある

綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)アピタテラス横浜綱島内にハート内科クリニックGeN横浜綱島はある

法人サポーター会員による提供記事です】「睡眠時無呼吸症候群」の専門的な治療がアピタテラス内のクリニックで受診できます。

医院名として、「心臓」の英語(ハート)を冠し、専門分野の心臓に関する病気の診察を行う「ハート内科クリニックGeN横浜綱島」(綱島東4、アピタテラス横浜綱島内)では、医師の江口夕(ゆう)さんが、専門とする睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome、略称SAS)の治療対応を行っています。

元々は「不眠」の問題として、精神科が専門とされていた睡眠時無呼吸症候群ですが、15年ほど前から、患者の中に血圧のコントロールをできない人が多いことがデータで判明したことから、高血圧や心臓の病気としての研究がスタート。

睡眠時無呼吸症候群簡単セルフチェック(フクダ電子株式会社運営「SASnet」より)

睡眠時無呼吸症候群簡単セルフチェック(フクダ電子株式会社「SASnet」より)

約12年前にヨーロッパの心臓病の学会で関連性を発表されたこともあり、高血圧や心臓にかかわる病気として、江口さんも専門的に学び、また診療を行うようになったといいます。

高血圧の検査を行うと、肥満があり、血圧コントロールが効かないという症状が該当することもあり、「睡眠時無呼吸症候群ではないかと、より詳しく検査することをお勧めしています」と江口さん。

同医院でできる「簡易検査」を行い、重症化していると判断すれば、すぐに治療に入るとのことですが、逆に軽症の場合は、詳しい検査を入院(他の病院を紹介)し、行うこともあるといいます。

加齢や肥満、あごが小さい人はかかりやすく、心臓への負担も

「睡眠時無呼吸症候群」は、脳の呼吸中枢が働かなくなる「中枢性」と、気道が狭(せま)くなる「閉塞(そく)性」の2種類あると言われています。

睡眠時無呼吸症候群については、一般社団法人日本呼吸器学会のサイト(画像・リンク)にも詳しい

睡眠時無呼吸症候群については、一般社団法人日本呼吸器学会のサイト(画像・リンク)にも詳しい

閉塞性では、年齢を重ねると患者が増えるのも特徴。若い頃は吊(つ)り上げられている舌根(ぜっこん)が、加齢とともに筋肉が緩み沈下、気道をふさぎやすくしてしまうためで、「肥満の人も舌に脂肪がついていることから気道を狭め、あごが小さい人も口腔内が狭いことから、かかりやすいと言われています」と、江口さんは、加齢や肥満、あごの大きさといった点にも原因があると分析します。

扁桃腺(へんとうせん)が大きい場合もかかりやすいと言われていますが、「こちらは耳鼻科での対応となります」と江口さん。

心臓の専門医である循環器内科として、睡眠時無呼吸症候群の治療をする意味はというと、「一般的に睡眠時無呼吸症候群で問題になってくることは、日中の眠気による問題があげられるかと思います」と指摘します。

では心臓のために、なぜ睡眠時無呼吸症候群を治療する必要があるのか。

江口さんは、「その理由はいくつかありますが、大元は、交感神経の活性を抑えるということがあげられます。睡眠時無呼吸症候群になると、本来は副交感神経が優位となる良質な睡眠が得られなくなってしまうのです」と説明。

「交感神経(車に例えるとアクセルの働きをするような神経)が亢進(こうしん=高ぶり、進むこと)すると、交感神経が“常に頑張っている”状態となり、血圧を高くしたり、心臓に負担をかけたりするのです。高血圧は心疾患を増加させますし、もともと心疾患のある方は心臓の負荷が増えることで、疾患が増悪します」と、循環器内科での治療の必要性を強く訴えます。

肥満対策も予防に有効、治療には器具の装着も

心臓への負担を減らすためにも、サポート的な治療にはなるものの、軽症の場合はマウスピースを装着する方法、また重症の場合は、CPAP(シーパップ)と呼ばれる装置を夜間に装着することも有効とされています。

CPAP(シーパップ)とは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法。いまや睡眠時無呼吸症候群(SAS)のもっとも重要な治療法となっているという(フクダ電子株式会社運営「SNSnet」より)

CPAP(シーパップ)とは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法。いまや睡眠時無呼吸症候群(SAS)のもっとも重要な治療法となっているという(フクダ電子株式会社「SNSnet」より)

気道に空気を送ることを確保するマスクのような装置です。息を吸ったり、吐いたりをしやすくなるので、特に重症の人、肥満の人には有効と言われています」と、根本的な治療は難しいものの、対処療法としての器具装着といった方法があると江口さん。

機械は通常リースで健康保険での診療費用の負担となり、おおむね1カ月に1回の受診が必要です。

日頃からの予防法については、「メタボリックシンドローム」とも言われる、内臓脂肪型肥満をきっかけに脂質異常、高血糖、高血圧などといった症状に至りやすくなるケースを防ぐ筋肉が緩みがちになるお酒を控えるといった対策も有効です。

江口さんは、「夜中のいびきがひどく日中眠い、肥満気味という方は、ぜひ早めの検査を」と、まずは循環器内科など専門医による検査の受診を広く呼び掛けています。

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【参考リンク】

ハート内科クリニックGeN 横浜綱島の公式サイト ※「お知らせ」欄に診療時間変更の案内も

診療案内 – 対象とする症状・検査異常・病気に関して(同)

2019年6月より土曜日の診療を「完全予約・専門外来制」に変更いたします(同)

睡眠時無呼吸症候群(e-ヘルスネット:厚生労働省)

呼吸器の病気~睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)(一般社団法人日本呼吸器学会)

法人サポーター会員:ハート内科クリニックGeN 横浜綱島 提供)


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