「熱中症」予防には水分摂取を、真夏に増す心臓への負担にも注意呼びかけ | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】本格的な夏の到来も近づく季節。もし「熱中症」になってしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。

総務省消防庁のサイトでも、熱中症情報を発信し、注意を呼び掛けている(同サイト内・熱中症の予防啓発を目的としたポスターより)

総務省消防庁のサイトでも、熱中症情報を発信し、注意を呼び掛けている(同サイト内・熱中症の予防啓発を目的としたポスターより)

「熱中症は、特に夏場、年齢にかかわらず、誰しも注意する必要があります」と、綱島駅と日吉駅の間、綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)アピタテラス横浜綱島内「ハート内科クリニックGeN横浜綱島」(綱島東4)の院長・源河朝広さんは、日本特有の高温多湿の夏の屋内外の環境に気をつけてもらえればと呼び掛けます。

熱中症の患者の症状は、気分の悪さ、吐き気、だるさや手足のしびれ、頭痛など。何時間くらい、どのような環境にいたかなどの確認を、病院側はまずは行うといいます。

自分が「熱中症」という認識を持たず受診する人も多いとのことで、「暑いところにいたせいか、気分が悪く、何時間休んでもよくならない」といったケースで、病院にかかる人も。

熱中症の原因としては、気温、湿度、炎天下にいたか、そして体調や水分摂取(せっしゅ)の量なども関係してくるといい、「症状は人それぞれですが、特に水分摂取量が少ないと(熱中症に)なりやすいので、なるべく暑い日には水分をこまめに取るようにしてください」と源河さん。

重症の場合は血液検査を行い、点滴が必要になるケースも。症状の悪化を感じたら「少しでも早めに(最寄り・かかりつけなど、一般の)内科医の受診を」と呼び掛けています。

運動中などの心筋梗塞(こうそく)に注意、真夏にも増す心臓への負担

同院では、開院から1年3カ月が経過、「地域からの来院が増えてきました。おおむね半径3キロメートルから5キロメートル、10キロ圏内からも車でのアクセスしやすさからか来院するケースがあります」と源河さん。

先月(2019年)6月から、土曜日は予約のみ受付の専門外来制に変更。平日は、午後の待ち時間が比較的短い状況となっている

先月(2019年)6月から、土曜日は予約のみ受付の専門外来制に変更。平日は、午後の待ち時間が比較的短い状況となっている

先月(2019年6月)より、土曜日は完全予約制かつ専門外来制に変更した同院。心臓病(虚血性心疾患、不整脈、心不全、弁膜症、肺高血圧症など)、生活習慣病(高血圧、高コレステロール血症(脂質異常症)、糖尿病)、甲状腺疾患(橋本病、バセドウ病など)などの専門的な診療科目にのみ対応しています。

平日も、特に午前中の来院が増えていることから、「比較的午後の診療はお待たせする時間が少なめとなっています。特に混雑が予想される曜日や時間帯については、できる限り予約したうえで来院ください」とのこと。

特に、真夏の運動中などで起きやすくなる心筋梗塞(こうそく)などによる来院もあるといい、「高血圧糖尿病の症状が見られる方、コレステロール値が高い方はくれぐれもご注意ください」と、源河さんは、専門分野に特化した診療をこれからも強化していく考えです。

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【参考リンク】

ハート内科クリニックGeN 横浜綱島の公式サイト

2019年6月より土曜日の診療を「完全予約・専門外来制」に変更いたします(同院サイト)

知ろう!熱中症~熱中症とは(環境省×熱中症予防声かけプロジェクトのサイト)

法人サポーター会員:ハート内科クリニックGeN 横浜綱島 提供)


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