綱島M工房が「15周年」記念祭、サマーフェス初出店やハンドメイド体験も | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】ハンドメイドの魅力を伝え続けて満15年。綱島西2丁目の手作り雑貨ギャラリーショップ「HANDMADE ART BOX(ハンドメイド・アートボックス)M工房」が、きょう(2019年)7月3日にオープン15周年を迎えています。

これを記念して、同店では来週(2019年)7月9日(火)から20(土)まで、「15周年記念祭」を開催。期間中、同店内中央テーブルでの全商品と、ボックス内商品の一部が15%割引で購入できるほか、スタッフの手作り品やお菓子をカプセルに詰め込んだ「ガチャポン」を購入者全員に実施します。

綱島、そして港北区のまさに「ハンドメイドの聖地」M工房オーナーの小泉美菜さん。七夕の日(7月7日)に開催される「つなしまサマーフェスティバル」にブースを初出店、講師としてワークショップも開催予定

綱島、そして港北区のまさに「ハンドメイドの聖地」M工房オーナーの小泉美菜さん。七夕の日(7月7日)に開催される「つなしまサマーフェスティバル」にブースを初出店、講師としてワークショップも開催予定

さらに、イベント最終日となる20日(土)の11時から、13時30分から15時からの3回(最終入場は15時30分まで)、子どもから大人まで楽しめるという「15周年記念祭ダブルワークショップ」を開催します。

この2種類のハンドメイド体験イベントでは、シースルーのリボンとくるみボタンを使用し作る「ロゼットブローチ」を、M工房会員の高橋昌代さんが指導。

カリグラフィーでイニシャルを記入、色や模様を描き付ける「プラバンチャーム」は、同会員の岡田恵美子さんの指導で作成することが可能で、参加費は各1000円(税込、材料費込み)。

ワークショップは随時入場可能(12時30分から13時30分までは昼休み)。混雑時する可能性もあるため、参加希望の場合は、時間帯指定(11時・13時30分・15時からの開始、それぞれ1時間30分の枠)で、事前の予約も可能とのこと。それぞれの所要時間は約60分から90分程度の予定です。

「つなしまサマーフェス」に初出店、ハンドメイド体験や作品販売も

つなしまサマーフェスティバルでのワークショップで作ることができる「ペタンコがま口」のサンプルを手に。「サマーフェスの担当者が来店してくれました。当日参加で綱島を盛り上げられたら」と、アート・クラフトブースの初設置を喜ぶ

つなしまサマーフェスティバルでのワークショップで作ることができる「ペタンコがま口」のサンプルを手に。「サマーフェスの担当者が来店してくれました。当日参加で綱島を盛り上げられたら」と、アート・クラフトブースの初設置を喜ぶ

また、7月7日(日)に、イトーヨーカドー綱島店前のパデュ中央広場(綱島西2)で開催される「つなしまサマーフェスティバル」(同実行委員会主催)で、初めて設置されることになった「オリジナルアート&クラフト」ブースにも初出店が決定。

M工房スタッフのchou.chou.maison(シュシュメゾン)さんが講師を務める「縫わずにできるペタンコがま口」(10時30分・13時・14時40分開始)と、M工房オーナーでワイヤークラフト講師の小泉美菜さんによる「試験管とワイヤーで作るくるくる一輪挿し」(11時20分・13時50分・15時30分開始)のワークショップを、各約30分から45分程度行います。

参加費は各500円。がま口は布地、一輪挿しではお花を選べる予定。キット販売も有り。

「ひとつ習って、ぜひご家族やお友だちへのプレゼント用にキットも購入ください」(小泉さん)と、ハンドメイドの入口としての参加も呼び掛けます。

なお、定員は各回4人まで。事前予約も同店で受付。空きがあれば当日参加も可能とのことです。

15周年迎えた思い、「よりハンドメイドを身近に」

「長いようで短い15年間」と、15周年を迎えるにあたっての心境を語る小泉さん。

出展者の年齢層は20代から60代までと幅広い。「M工房に出展し、趣味だったハンドメイドが生き甲斐になりました。作品についてのみならず、子育ての相談にものってもらっています」とM工房会員(高田在住・30代)は小泉さんへの感謝の想いを熱く語る

出展者の年齢層は20代から60代までと幅広い。「M工房に出展し、趣味だったハンドメイドが生き甲斐になりました。作品についてのみならず、子育ての相談にものってもらっています」とM工房会員(高田在住・30代)は小泉さんへの感謝の想いを熱く語る

ここ数年、大きなハンドメイドのイベントが全国各地で開催され、テレビなどのメディアでも、著名人が作品づくりにチャレンジするシーンが多く登場するなど、「世間的には、ハンドメイドがより身近になっているようにも見えますが、“続ける”という一点においては、決して身近とはいえない、とも感じます」と、誰でも簡単に続けられるものではないという認識を抱いているといいます。

では“続けられる”人の特徴はどうなのか。小泉さんによると、「まずは、“売り上げ”というよりは、“好き”であるということ、(M工房のボックスでの)販売スペースを持つことで、ハンドメイドを気分転換、さらには“生き甲斐”として楽しめる人、ただ商品を置いているだけでは決して売れない、ということも分かっている人と感じます」と、何より、“ハンドメイド”を通じ、何かをしたい、何かをできる、そして何かをしなければ、と感じる人が長く続く傾向にあるといいます。

「15周年記念祭」を来週(2019年)7月9日(火)から20(土)まで開催。「中央テーブルでの全商品と、ボックス内商品の一部が15%割引で購入できます。ぜひご来店ください」と小泉さん

「15周年記念祭」を来週(2019年)7月9日(火)から20(土)まで開催。「中央テーブルでの全商品と、ボックス内商品の一部が15%割引で購入できます。ぜひご来店ください」と小泉さん

特に、短期的な売り上げで判断してしまう人には、「手作りというものは、そもそも時間がかかるもの。焦らず、作り手の想いを伝えることで、買い手により良いものを提供するためのチャレンジを続けてもらえれば」と、必ずしも値段も下げるばかりでなく、その作家らしい付加価値や、何より“作り手の想い”を作品に込めることを目標にしてもらいたいとのこと。

かつて世間を席巻(せっけん)した100円均一の店のみならず、300円均一のお店など、「ハンドメイドの“大敵”と思える店が増えているように感じます」と小泉さん。

しかし、一つひとつの「作品」を通じて、また店の運営やイベントへの参加を通じて、「作り手のみならず、買い手をもつなぐ役割を果たすことに使命感を感じています。これからも、より多く出展、そしてご来店いただき、多く皆さんの心に残る日々、そして心に残るハンドメイド作品を通じた交流を生み出すことができたら」と、小泉さんは、これから訪れるであろう不景気、さらなる少子高齢化時代の中でも、決してなくなることはない「手作りのぬくもり」を、これからもより多くの人々に広めていく考えです。

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“七夕まつり”が源流のサマーフェス、まちづくり担う「綱島一番会」が企画に奔走(2019年6月14日)※7月7日(日)に初設置の「オリジナルアート&クラフト」ブースにM工房が初出店の予定

【参考リンク】

つなしまサマーフェスティバル~7/7(日)「オリジナルアート&クラフトイベントスペース」(HANDMADE ART BOX M工房)

15周年記念祭ダブルワークショップ(同)

HANDMADE ART BOX M工房の公式サイト

法人サポーター会員:HANDMADE ART BOX M工房提供)


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