野の草花や木々愛でる想い伝える、2019年「松の川緑道まつり」は5/11(土)午前に | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

遊歩道の草花や木々を愛でる想いを後世に――今年(2019年)で第25回目、四半世紀の時を重ねて開催される「松の川緑道まつり」の季節が到来しました。

「松の川遊歩道(緑道)の会」代表の田邊美紗代さん(写真)ら30人もの会員が日々自然保護の活動を行っている(2018年5月開催時)

「松の川遊歩道(緑道)の会」代表の田邊美紗代さん(写真)ら30人もの会員が日々自然保護の活動を行っている(2018年5月開催時)

日吉駅側の日吉本町エリアから下田町、高田エリアに、約2.1キロメートルにかけて伸びる「松の川遊歩道」(のちに「松の川緑道」の通称が付けられたとのこと)の保全活動を行うボランティア団体「松の川遊歩道(緑道)の会」が主催するこのイベントは、下田小学校や下田町4丁目公園付近の「鳥の広場」付近の松の川緑道(雨天時は下田小学校)で毎年開催。今年は5月11日(土)10時から12時までの午前中に行われる予定です。

山岳地帯の自然を感じるアルプホルン(アルペンホルン)コンサートや、飲食品販売・喫茶コーナー、おもちゃやアクセサリーの手作りブース、地元・下田地域にも根差し活動を続けているイラストレーター・金子郁夫さんの似顔絵コーナー、こま回しなどの遊びのコーナーなど、“手作り感”やアットホームさを満喫できるこのイベント。

世代を越え、また子どもたちも楽しめる工作や物販、飲食販売も(2018年5月開催時)

世代を越え、また子どもたちも楽しめる工作や物販、飲食販売も(2018年5月開催時)

下田小学校(下田町4、宮本仁志校長)の昨年度(2018年度)の3年生が、「緑道への思い」を表現した作品を制作、今回のイベントでそれらを展示する予定とのことで、「まだ最終的な打ち合わせはこれから。何を展示できるか、楽しみにしてもらえれば」と、同会代表の田邊美紗代さん

児童らは新年度(2019年度)の4月から新4年生に進級。3年生だった頃、木々の名称を紹介する銘板設置の手伝いを「総合的な学習の時間」の授業内で行ったとのことで、「日々、ごみ一つすら落ちていないよう自然環境保護にも努めてくれている地域の皆さん、そして30人の会メンバーにも心から感謝しています。次世代を担う子どもたちに、“自然を守る”という思いを伝えられることが何よりうれしい」と、田邊さんは、25回目の開催であっても、変わらずイベントを行うこと、そして日々の活動を変わらず行っていくこと、それ自体に意味があるとの思いを打ち明けます。

東急電鉄「みどリンクアクション」の2019年支援対象グループとなることが決定。英国(イギリス)事前キャンプ地として、約30本の樹木の英語銘板を作成する準備を進めているという(2018年5月開催時)

東急電鉄「みどリンクアクション」の2019年支援対象グループとなることが決定。英国(イギリス)事前キャンプ地として、約30本の樹木の英語銘板を作成する準備を進めているという(2018年5月開催時)

同会の活動について、東急電鉄が2012年から行う、地域の緑化活動支援「みどリンクアクション」の2019年エントリーに対する支援も決定しており、「東京2020オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会では、英国(イギリス)の事前キャンプ地として、松の川緑道沿いにある慶應義塾大学の各スポーツ施設にも多く海外の方が訪れる予定です。おもてなしの心で、新たな英語表記などの銘板を作成する準備も進めているのですよ」と田邊さん。

松の川緑道は、4月と5月の週末に行われ、今回のイベント開催とも日程が重なる「港北オープンガーデン」の会場としてもエントリーしており、日吉駅方面から下田町、高田エリアを結ぶルートとしても散策を楽しめそうです。

【関連記事】

港北オープンガーデン後半は今週末、スタンプラリー人気でファミリー参加増(2019年5月7日)※みんなの宝「松の川緑道」も会場参加

高田から下田町・日吉本町へ、古刹と松の川緑道まつりを訪ねるツアーを5/11(土)に(2019年4月4日)

高い評価を得ている日吉の環境保護活動、森を守る2つの団体に注目(2016年6月13日)

【参考リンク】

みんなのたから松の川緑道(松の川遊歩道(緑道)の会~下田町自治会サイト)

松の川遊歩道(緑道)の会(下田町自治会サイト)

3年 松の川緑道の話を聞く会(横浜市立下田小学校)※2018年度の学校日記

林試の森フェスタほか4/27放送内容(11ch)~『みど*リンク』アクション活動報告会 (イッツコム地モトNEWS)※松の川遊歩道(緑道)の会が2019年認定で紹介される様子など(動画は2分56秒ころ)


カテゴリ別記事一覧