綱島・日吉で障がい児が放課後を過ごす2施設、2/16(土)に大型イベントを初企画 | 横浜日吉新聞

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子どもたちに大舞台で新しい経験を――。綱島と日吉の「放課後等デイサービス」初の大型交流イベント「みんなおいでよ わくわくさん」を今週(2019年2月)16日(土)午後に新横浜駅近くの障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で開きます。

「大きなホールでわくわくするイベントを」「子どもたちが大舞台に立つという新しい経験を」とスタッフが手作りで企画した(写真は主催者提供)

綱島東5丁目の株式会社あやちゃん家は、障がい児が放課後を過ごし、「療育(りょういく=治療と教育)」を受けることができる施設として、2014年11月に綱島東5丁目に「わくわくさん」を開設したのに続いて、2017年6月には日吉7丁目でもオープンし、2カ所で放課後等デイサービスの運営を行っています。

両施設を立ち上げ、代表取締役をつとめる樽町在住の山下容子さんは、ダウン症の子を育てながら看護師として20年間にわたって活動するなかで、「医療的ケアもできる障がい児を預かれる放課後デイサービスを作りたい」と綱島・日吉エリアで奔走してきました。

綱島と日吉の2施設には、ダウン症や発達障がい児、重症心身障がい児が通っており、「地域の方々にも子どもたちの小さな頃からの様子を知っていただき、大人になってもずっと地域で安心して暮らしていける仕組みを創るための一歩にできれば」(山下さん)と、大規模な交流イベントを企画したといいます。

筋ジストロフィーと闘いながらシンガーとして活動する小澤綾子さんも会場に駆け付ける(主催者提供)

今回の交流イベントでは、両施設へ通う子どもたちが舞台に立ち、「医療的ケア児や重心の子供達に合った洋服を作ってほしい」(山下さん)という思いも込めて企画された「ファッションショー」に挑むほか、チアリーディング講師の丸山ゆかりさんの指導で練習を積んできた「チアリーディング」も披露するとのことです。

加えて、難病の筋ジストロフィーと闘いながらシンガーとして活動する小澤綾子さんのコンサートや、管理栄養士でNPO法人ゆめのめ代表理事の大高美和さんによる「医療的ケア児のミキサー食講演会」も予定されています。

ラポール横浜の送迎バス、新横浜駅前

会場の「ラポール横浜」へは新横浜駅前からリフト付きの無料送迎バスが運転されており、乗場までのエレベーターも完備

会場のラポール横浜は、新横浜駅から徒歩約10分。駅前のバスターミナルからリフト付きの無料送迎バスも1時間に2本程度(主に0分発と30分発)が運行されています。

開催時間は11時30分から15時まで、入場は無料です。

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【参考リンク】

2月16日(土)開催「第1回みんなおいでよ わくわくさん」の案内(こくちーず)

株式会社あやちゃん家(放課後等デイサービス「わくわくさん」)

障害者スポーツ文化センター「ラポール横浜」のアクセス案内(新横浜駅下車)


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