都営三田線を運行する東京都交通局は、「東急新横浜線」(日吉~新綱島~新横浜)との直通運転に向けた調整を進める方針を明らかにしました。また、現在は6両の編成について2022年度(2022年4月~2023年3月)に一部を8両化する計画です。
このほど公表した東京都交通局の「経営計画2019」に明記されたもので、「相鉄・東急直通線」のうち、東急電鉄が運営する区間の東急新横浜線へは、「直通運転に向けて、関係機関との調整を進めます」(経営計画2019)としました。相鉄が運営する「相鉄新横浜線」(新横浜~西谷)についての言及はありませんでした。
一方、三田線の8両編成化については、「乗車人員の増加を踏まえ、2022年度から一部の編成を6両から8両編成にすることとし、ホームドアの8両化対応など必要な駅施設の改修等を進めます」(同)との計画を示します。
すでに東京都議会へは、13編成(104両)の製造を144億7200万円で近畿車輛株式会社(東大阪市)に発注したことや、8両化に必要なホームドアの増設についても、契約を結んでいることを報告しています。
なお、相鉄・東急直通線(東急新横浜線・相鉄新横浜線)の開業は、遅くとも4年2カ月後の、2022年度下期(2022年10月~2023年3月末)に予定されています。
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【参考リンク】
・「東京都交通局経営計画2019」を策定(2019年1月25日、東京都交通局)