<日吉・綱島・高田の経済センサス>企業と従業者数から見えてきた3つの街の特徴

横浜日吉新聞

日吉は「教育・飲食」、綱島は「金融・保険」、高田は「医療・福祉」――。総務省と経済産業省が行った「平成28年(2016年)経済センサス~活動調査」のうち、市が独自集計した横浜市分の調査結果が今月(2019年1月)21日に市政策局から公開され、日吉・綱島・高田のエリア別に見た“経済動向”も見えてきました。

多くの人が行き交う日吉駅の構内

同調査によると、港北区内の事業所数は前回(2012年)調査比で4.8%増の1万1370事業所。そこで働く従業者数(社員・勤務者など)は同0.2%増の14万8103人でした。

区内の町別で見ると、事業所や従業者は新横浜2丁目・3丁目と新羽町に集中していましたが、事業所数では日吉本町1丁目が区内5位綱島西2丁目は同8位綱島西1丁目も同10位に入っていました。

このほか、日吉・綱島・高田エリアでは、以下のような特徴が見られました。

やはり日吉は「教育・学習支援業」最多、飲食店も2位

日吉・綱島・高田エリアでもっとも事業所数が多かったのが日吉駅に近い日吉本町1丁目でした。

日吉本町1丁目など駅前には学習塾や予備校、飲食店が目立つ

その特徴は、学習塾や補習教育などを営む「教育、学習支援業」が区内最多となる38事業所あったこと。従業者数では新横浜2丁目(531人)に次ぐ2位の471人でしたが、同じく駅に近い日吉2丁目にも11事業所(110人)あり、日能研をはじめとした小学生向けの学習塾が目立つなど“教育の街”と言われる日吉ならではの結果に。

一方、慶應義塾大学などの学生が集まる街を反映してか「宿泊業、飲食サービス業」も多く、新横浜2・3丁目に次ぐ3位の103事業所(932人)に達していました。新横浜と違って日吉駅周辺には宿泊業がないにもかかわらず、日吉2丁目(34事業所・329人)を合わせると2町だけで137事業所・従業者は1261人におよび、大半が駅周辺の飲食事業者とみられます。

なお、綱島東に隣接する箕輪町2丁目(45事業所・978人)や日吉7丁目(28事業所・523人)では、「製造業」の多さが目立ちました。

綱島東の製造業だけじゃない、西は「金融・保険業」

綱島駅至近の一等地と言える場所には銀行が多い

綱島エリアでは、駅西口に近い綱島西2丁目(283事業所・2402人)や綱島西1丁目(259事業所・2140人)に事業所と従業者が集中している傾向がみられます。

産業として目立っていたのが「金融業、保険業」で、綱島西1丁目の8事業所・219人は、新横浜2・3丁目に次ぎ区内3位。綱島西2丁目は7事業所・166人は同4位となり、駅東口至近の綱島東1丁目でも3事業所・65人と、駅周辺で一定の規模が見られました。

綱島東5丁目(53事業所・892人)と6丁目(45事業所・890人)における「製造業」の多さは、区内で広く知られていますが、駅周辺では「金融業・保険業」が目立っているのは、古くから観光や商業で栄えた綱島らしいといえるかもしれません。

高田で働く過半数は女性、「医療・福祉」では76%に

荏田綱島線(日吉元石川線)沿いにある高田地域ケアプラザも福祉施設の一つ

高田エリアは東1~4丁目と西1~5丁目、高田町の10町を合わせて490事業所あり、従業者は計3228人。特筆すべきは「女性従業者」の多さで、51.2%と過半数を突破しています。港北区全体の女性従業者割合は41.6%なので、その多さが目立ちます。

高田で働く女性の33.9%を占めるのが「医療、福祉」の分野で、高田全体で52社(10.6%)ありました。この数字は「建設業」の70社(14.2%)にはおよびませんが、従業者数で見ると739人(高田全体の22.8%)で、建設業のほぼ2倍規模です。

そして、高田の「医療、福祉」で働く人の76%は女性で占められており、この分野における勤務者が高田全体の女性従業者の多さにつながっているようです。

【関連記事】

<横浜市の経済センサス>港北区の事業所数は市内2位、新横浜や新羽町に集中(新横浜新聞~しんよこ新聞、2019年1月23日、町別のベスト20など)

【参考リンク】

平成28年経済センサス-活動調査 横浜市結果報告(横浜市政策局)


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