日吉のグルメバーガー店、アルコール2杯&つまみ「1000円セット」決断の背景

横浜日吉新聞

法人サポーター会員による提供記事です】1000円で気軽にお酒を愉しんでほしい――。日吉駅前サンロードの“グルメバーガー”店である「メイドインハンズ(Made in hands)」(日吉2)は、今月(2019年1月)5日から、アルコール2杯つまみをセットにした1000円の「大人のハッピーセット」(価格はいずれも税込)を始めました。

アルコール2杯とつまみで1000円の「大人のハッピーセット」を新たに始めた

2016年9月の開店以来、1個1000円以上の“高級ハンバーガー”をうりとする同店ですが、「気軽にお酒を楽しめる店であることも知ってもらいたい」(同店創業者で店主の阿部和彦さん)との思いから、今年は1000円のセットメニューを考案したといい、「庶民的な居酒屋で親しまれている“せんべろ(1000円でべろべろに酔えるの意)”をイメージしています。日吉には昼から飲める店が少ないと感じたため、曜日問わずランチ時間帯でもご注文は可能です」(同)。

大人のハッピーセットと名付けた同店の“せんべろメニュー”は、生ビールやハイボール、グラスワイン、ホットワイン、シードルといったアルコールのなかから2杯と、カマンベールフライとガーリックシュリンプ、自家製ベーコングリルを盛り合わせた「おつまみ」をセットにしたもの。

生ビール1杯を600円で販売する同店にとっては思い切った決断だったようで、笑いながら「やってみて採算的に厳しい場合は、中断するかもしれません……」(同)とのコメントも残します。

1月時点では“カウボーイが食べていそうな味”をイメージしたという世界のハンバーガー第7弾「ウエスタン」(1400円)が提供されているが、いつまで続くのかは店主以外に分からない

とはいえ、1000円メニュー内にもある「ホットワイン」は当初既製品を使っていたものの、「良いレシピが完成した」(同)と店の手作り品に急きょ変更するなど、同店の特徴である「こだわりの強さ」をここでも発揮しています。

世界各地の食文化を盛り込んだ創作バーガーの考案を定期的に行う一方、最近はアルコール類との相性も考えたサイドメニューの開発にも注力。自家製チリを使った「チリチーズポテト」(550円)や、同店の自信作というベーコンなどを具材とした「クラムチャウダ」(380円)も登場しました。

なかでも力を注いできたのが、骨付き肉を使った「テキサスバーベキューリブ&グリルドオニオン」(780円)で、骨付きの豚スペアリブを自家製のバーベキュー(BBQ)ソースに漬け込んで焼いた一品。手でつかんでかぶりつくのも良いのですが、フォークとナイフでも容易に食せるくらいまで肉が柔らかくなっています。

長い時間をかけて開発したという「テキサスバーベキューリブ&グリルドオニオン」(780円)は店主渾身の一品。手でつかんでも、フォークとナイフででも味わえる

「アルコールにも合うよう、濃い目の味に仕上げました。渾身の一品です」と語る店主がBBQソースの開発からグリルまで、時間をかけて開発に取り組んできたといいます。

こうしたサイドメニューの提供にともなって、以前からリクエストの多かったワインの提供も始めたとのこと。「グラス・ボトルともご用意していますが、ワインは1本2000円で持ち込みも可能です。家で持て余しているボトルを当店の料理と合わせて楽しんで頂ければ嬉しいです」(同)。

同店では、店主が納得できるまで手作りや自家製にこだわり続けるため、売れる売れないに関わらず急にメニューから消えたり、納得できる食材が調達できないと提供されない日があったりと、“日々変化は当たり前”の環境ですが、2019年は「身近な店になる」とのテーマを掲げ、1000円メニューを筆頭に突っ走っていく考えです。

【関連記事】

強烈な“苦み”持つクラフトビール「IPA」の魅力、日吉のバーガー店が取扱を拡大(2018年7月16日)

ウイスキー「少量飲み」需要が上昇、日吉駅前バーガー店が最適な“アテ(肴)”を追求中(2018年3月23日)

【参考リンク】

「メイドインハンズ~Made in hands」の公式サイト

「メイドインハンズ」のTwitter

法人サポーター会員:メイドインハンズ~Made in hands提供)


カテゴリ別記事一覧