“日吉宮前地区”と呼ばれている日吉5丁目で新設が予定されている神奈川県警の「(仮称)日吉宮前地区交番」は、すでに神奈川県が建設予算を計上し、今年度中(2019年3月末まで)の着工が予定されていましたが、県が今年2回実施した入札がいずれも不調。次の入札は早くても来年4月以降となりました。
複数の関係者が明らかにしたもので、今年7月に交番新築工事を実施する事業者を一般競争入札で募ったものの不成立となり、続く10月の入札も不調となりました。「2回の入札を通じ、1社だけ手を上げた業者がいたが、(県が希望する)金額と離れていて発注できなかった」(関係者)といいます。
次の入札は来年(2019年)夏前にも行われる見通しですが、「今度も不調になるのであれば、発注金額の上乗せもしなければならないのではないか」(同)との見方も出ています。「新たに地元の業者が県の入札事業者として登録したので、次こそは期待したい」(同)。
近年は建設業界の人手不足に加え、地震や台風といった自然災害が国内で相次いだことも拍車をかけ、全国の公共工事で入札不調が目立っています。こうした傾向が日吉で行われる公共事業にまで影響を及ぼした形です。
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【参考リンク】
・(仮称)日吉宮前地区交番の新設予定地(日吉5丁目、グーグルマップ)