相鉄・東急直通線の工事を行う鉄道・運輸機構は、同線の公式サイトで日吉駅付近や綱島トンネル、新綱島駅(仮称)などの建築について、最新の進捗状況を今月(2018年8月)1日付けで公開しました。
これによると、日吉駅付近の工事では、かつて目黒線の車両が折り返す場所として使っていた箕輪町寄りの線路跡地を掘り下げ、箕輪町の綱島トンネル出入口にかけて次第に線路(路盤)を下げていく作業を実施。箕輪町内では、東横線の高架下で綱島トンネルと接続する部分の掘削が一部で完了したといいます。
綱島トンネル(箕輪町~新綱島駅、約1.1キロ)では、今年2月に進捗状況が公開された時と同様に、新綱島駅の日吉寄りに白い「防音建屋」を設けたことや、新綱島駅の日吉側地下で、トンネル断面を構築するための「角形エレメント推進工事」の準備を行っていると報告されました。
新綱島駅の工事も同様に今年2月時点と同じく「駅舎を構築するための工事を行っています」として2枚の写真が公開されました。
新綱島から新横浜に向かう新横浜トンネル(新横浜駅~新綱島駅間、約3.3キロ)については、綱島東1丁目の鶴見川寄りの地下で掘削するための「シールドマシン」を組み立てているほか、掘削時の土砂や泥などを処理する巨大なオレンジ色の「坑外設備」を設置していると写真で報告しました。
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【参考リンク】
・「相鉄・東急直通線」などの工事進捗状況(鉄道・運輸機構)