箕輪町の再開発「プラウドシティ」、コミュニティの土台づくりへ相次ぎイベント企画 | 横浜日吉新聞

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綱島街道側にも出入口が設けられた交流スペース「吉日楽校(きちじつがっこう)」、野村総研(NRI)時代の木々が残されている

3000人から4000人の住民が新たに住むことになるとみられる箕輪町2丁目の再開発マンション計画「プラウドシティ日吉」(1320戸、箕輪町計画)で、完成後のコミュニティづくりに向けた動きが始まりました。今月(2018年7月)21日には、再開発地の一角に交流スペース「吉日楽校(きちじつがっこう)」をオープンし、今後は土日を中心にイベントを行う予定です。

吉日楽校は、野村総合研究所(NRI)のデータセンター時代に植えられていた木々を残して“林”のようにし、子ども向けのアウトドアイベントなどを行うスペースとして野村不動産が整備したもの。

7月21日のオープン初日イベントでは子ども向けアウトドア体験などが行われた

この場所には老人福祉施設が建設される予定のため、工事開始まで1年程度の期間限定にはなるものの、その後も別の場所へ移すなどして交流スペース自体は維持していきたい考えです。

プラウドシティの全体計画では、広場や「コミュニティスペース」、「コミュニティカフェ・スタジオ」などの拠点施設を設ける予定ですが、完成後すぐには地域とのコミュニティづくりやイベント企画などを行うことは難しいため、吉日楽校のスペースを使い、“今から何ができるか”の可能性を試しながら、準備を進めていきたいといいます。

8月には猛暑を避けるために夕方から夜間のイベントも企画

台風の接近によっていったん延期となりましたが、今週28日(土)には、木々が生い茂る“フォトジェニック(写真写りが良い)”な環境を生かした野外スタジオとして、プロのカメラマンによる記念写真の無料撮影会を11時から17時30分まで企画。

撮影した写真をL判サイズでプリントして配り、季節が感じられる写真とするため、かき氷もふるまう予定でした。このイベントは後日行う予定だといいます。

8月4日(土)のイベントは17時から19時まで「ZASSO博士と森で遊ぼう!」と題し開かれる

また、来月(8月)4日(土)には「夏の夕涼み」(17時~19時)と題した夜のイベントや、24日(金)は“この場所で火を使った催しができるかどうかを試したい”として、「焚き火BAR」を18時から20時までの間に企画しています。

現在は野村不動産による企画が中心ですが、地域の団体などにもイベントスペースとして開放していきたい考えです。

最初の新住民を迎える2020年の春まで2年弱。コミュニティづくりのきっかけとなるような土台は作れるでしょうか。

【関連記事】

<野村不動産>箕輪町の再開発地に交流スペース「吉日楽校」、7/21(土)に初イベント(2018年7月20日)

<箕輪町計画>完成後のコミュニティづくり構想も公開、7/7(土)に「オープンハウス」(2018年7月6日)

【参考リンク】

吉日楽校のFacebookページ(イベント告知など)

8月4日(土)のイベント「吉日楽校みどり楽科 Zasso博士と森で学ぼう」の詳細(吉日楽校のFacebookページ)

・【台風接近で中止】7月28日(土)「かき氷と、真夏の野外ポートレート撮影会」の詳細(吉日楽校のFacebookページ)


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