放課後の居場所として横浜市内の小学校で設置が進んでいる「放課後キッズクラブ」が2019(平成31)年春から高田小学校(高田町)と高田東小学校(高田東2)に相次いで設置されます。
放課後キッズクラブは小学校の空き教室などを使い、主に低学年の児童を対象に放課後の居場所を提供する横浜市の事業。
すでに市内の小学校では「はまっ子ふれあいスクール」という同様の居場所事業が行われていますが、開設時間が18時までであることや、夏休みや冬休みなどの長期休業中や土曜日の開始時間が9時からであるため、働く親にとっては使いづらいとの声も上がっていました。
放課後キッズクラブでは、平日は放課後から19時まで開設され、土曜日や長期休業中は8時30分から19時まで利用が可能であることが特徴で、周辺では日吉エリアの全小学校と綱島小学校で開設されています。
高田小の放課後キッズクラブは、活動予定ルームとして29.4平方メートルと兼用の24.7平方メートルの部屋を確保。高田東小では94.5平方メートルの専用ルームと、127.8平方メートルの兼用部屋を確保して開設される予定です。
なお、高田小は昨年度447人だった全児童数が今後6年間は右肩上がりで増え、2023年度には547人と100人の増加が想定されているだけに、利用児童の推移によっては放課後キッズクラブ用の部屋の広さが課題となる可能性もありそうです。
港北区内では来年春に大曽根小学校(大曽根2)や城郷小学校(鳥山町)も放課後キッズクラブへの転換を予定しています。
【関連記事】
・<綱島小学校>「キッズクラブ」転換へ向け来夏に工事、放課後の居場所拡充へ(2016年11月4日)
・2017年春から下田小学校で「キッズクラブ」、19時まで放課後の居場所を提供へ(2016年5月11日)
【参考リンク】
・平成31年春開設 放課後キッズクラブの運営法人募集要項及び応募手続きについて(横浜市こども青少年局)
・放課後キッズクラブについて(横浜市こども青少年局)