日大高入口交差点の“狭い歩道”解消へ、横浜市と区が拡幅整備の方針を表明 | 横浜日吉新聞

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日大高校入口交差点付近の“狭い歩道”解消に向け、横浜市と港北区が動き始めました。区はこのほど公開した「平成30年度 港北区内で行われる主な整備事業」のなかで、歩道を拡幅する意向であることを表明しました。

日大高校交差点付近の歩道拡幅へ向けて動き始めることを公式に表明した(「平成30年度 港北区内で行われる主な整備事業」より)

この道路は、綱島街道から「サンテラス日吉」バス停や「まいばすけっと港北箕輪町店」方面へ向かう市道(市道箕輪第159号線と箕輪第161号線)で、旧アピタ日吉店側の歩道は、同店閉店後に一部が拡幅されたものの、まいばすけっと側の歩道は、電柱などにより、人が「ひとり通るのがやっと」という程度の幅しかない箇所もみられます。

この道は、日大高校・中学校(箕輪町2)や日吉台小学校(日吉本町1)の児童・生徒の通学路として使われているうえ、日吉町(一本橋や宮前方面)から日吉駅への歩行ルートとなっており、朝などは歩道からはみ出して歩かざるを得ない状況です。

旧アピタ日吉店側(写真左)の歩道は広がったが、片側(写真右)は綱島街道合流地点から狭いままの状態

こうした状況に対し、箕輪町や日吉町の住民らから歩道の拡幅整備を求める声が多く上がっていました。

市側では旧アピタ日吉店など一連の跡地で大型再開発を認めることもあり、「行政が主体となり、沿道の地権者の皆様、町内会、周辺の学校などの関係者の皆様との意見交換会を始め、対策を検討しています」(2017年6月、再開発「港北箕輪町二丁目地区 地区計画」公聴会意見への返答)と述べています。

区によると、今年度から用地交渉や測量などに着手する予定だとのこと。着工や完成までには数年を要するとみられるものの、市と区が公式に拡幅を表明したことは前進といえそうです。

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<日大高入口交差点>至近で2棟のマンション計画、「狭い歩道」の行方に注目(2017年5月17日、周辺の写真も)

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【参考リンク】

港北区内で行われる主な整備事業の紹介ページ


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