日吉を代表する旧家や大倉山精神文化研などを巡る全6回の歴史講座、区が受講者募集 | 横浜日吉新聞

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4月27日(金)から10月26日(金)まで全6回にわたって行われる公開講座「もっと知ろう わがまち港北」のチラシ(港北ボランティアガイドの案内ページより)

日吉から大倉山、新羽、師岡など港北区の歴史を学ぶ全6回の公開講座「もっと知ろう わがまち港北」(港北区主催、港北ボランティアガイド企画)が今月(2018年4月)27日(金)から始まります。10月までかけて行われる講座は、毎回開催場所や講師が変わり、その地域ならではの歴史を現地に詳しい講師から学べるのが特徴で、自ら住む街を知るうえでも貴重な機会となりそうです。

今回の講座では、今月27日(金)に大倉山記念館(大倉精神文化研究所)の見学と講義を通じ、現在の大倉山という地名のもとになった歴史的な同建物と、同研究所の創始者である大倉邦彦の思いを学ぶことから始まります。

5月22日(火)の第2回は、日吉エリアを代表する旧家である下田町の田邊(たなべ)家の歴史的建造物(住宅)が建つ「日吉の森庭園美術館」を見学するとともに、館長の田邊美紗代さんと学芸員の田邊陵光さんから地域の歴史や、パブリックアートの役割などを学びます。

江戸末期から明治初期にかけて建てられたと推定される下田町の田邊家住宅は歴史的建造物として横浜市から認定されている

6月27日(水)には新羽町内に目立つ「蔵」をめぐりながら、あまり知られていない“蔵”を通じた新羽の歴史を掘り起こすとともに、10月26日(金)は「師岡熊野神社」で約2000点を所蔵する同神社博物館の見学と宮司の石川正人さんによる講義を通じ、1280余年におよぶといわれる同神社の長い歴史をひも解きます。

9月20日(木)は、1999年から区の情報紙『楽・遊・学』での連載「シリーズわがまち港北」を通じて20年近くにわたって無数の地域史を紹介してきた大倉精神文化研究所所長の平井誠二さんが「港北区域のあゆみ」と題し、区域全体の歴史を詳しく解説します。

参加費は全6回の資料と入館料、保険料などあわせて1800円で定員は50名、応募者多数の場合は抽選です。応募は港北ボランティアガイドの公式ホームページなどで受け付けており、今月18日(水)が締切となっています。

【関連記事】

日吉は歴史的建造物の街に!下田の旧家「田邊家住宅」も認定される(2016年4月2日)

<港北オープンガーデン2018>最多の87会場、日吉の森庭園など11会場が初参加(2018年4月9日)

【参考リンク】

公開講座「もっと知ろう わがまち港北」参加者募集中(港北ボランティアガイド、応募も可能、4月18日締め切り)


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