<日吉・綱島・高田の商店街>駅前商圏は20代&一人暮らし、住宅街は高いファミリー率 | 横浜日吉新聞

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日吉駅前や綱島駅西口の商店街の商圏では、一人暮らしと20歳代の比率が市内でも相当に高く、下田町や高田の商店街では75歳以上の比率とファミリー率が高い数値を示していました。横浜市内にある283ある商店街の細かな商圏データがこのほど市経済局から公表されたものです。

商店街ごとに人口の特性が数値で示されている

この商圏データは、商店街から500メートル・1000メートル・3000メートル圏内での人口構成や地理的環境をまとめたもので、日吉では日吉駅前の「日吉商店街」や日吉本町駅近くの「南日吉商店会」、下田町の「下田商店連合会」、箕輪町の「箕輪町商工会」の4団体、綱島では駅前の「綱島西口商店会」と「綱島東口商店会」、イトーヨーカドー付近の「綱島モール商店会」など7つの団体、高田では「高田中央商工会」がそれぞれ掲載されています。

日吉駅前商店街の500メートル商圏では20歳代の比率が17.9%と市内トップクラスだった

商店街ごとに人口の特性が数値で示されており、たとえば「夜間人口プロファイル」で500メートル商圏を見ると、日吉商店街は20歳代の比率が17.9%と市内トップクラス綱島西口商店会も16.6%と市内平均の11.8%を大きく上回る数値で、両駅前に若者向けの飲食店などが多い背景が見えてきます。当然一人暮らし率も高く、日吉で57.7%、綱島西口も56.4%にのぼっていました。

同じく500メートル商圏で75歳以上の割合は、下田商店連合会が11.7%と市内平均の10.1%を上回り、港北区内でトップ。高田中央商工会も10.1%で、日吉・綱島・高田エリアでは比較的高い割合でした。一方で子どもなどと暮らす「ファミリー率」は下田が33.9%、高田が34.7%と、日吉駅前の20.2%や綱島西口商店会の18.9%などと比べて高い数値となり、一戸建ての比率も下田43.3%、高田42.7%で、下田は区内でトップでした。

こうした細かな商圏データは誰でもダウンロードして見ることができ、商売を始める際や引っ越しを考える際などにも活用できそうです。

【参考リンク】

市内商店街の商圏データを提供します~データを活用して地域を「見える化」(2018年3月29日、横浜市経済局)

港北区の商店街一覧(公益社団法人 商連かながわ)


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