“シュタイナー”教育論が生む世界観に共鳴しあう「ふたり」が、初の絵画展を綱島で開催しています。

初めての個展を開いた「二人」のうちの一人、よしだなおこさん。もう一人の笹井鳩子さんとは、鶴見区の橘幼稚園でのつながりが縁。深い共鳴・共感の上に作品を描き、発表するに至ったとのこと(2018年2月24日)
綱島駅西口から徒歩1分、マルエスビルにある夢工房だいあん株式会社(不動産部:綱島西1)内のギャラリーで、「ふたり展『羽音』~モラフフとモラススのメソッド」展示会が、先月(2018年2月)18日から3月19日(月)まで(10時から19時、最終日のみ16時まで)開催されています。
今回出展している笹井鳩子(やすこ)さんは、地下鉄ブルーライン踊場駅(戸塚区)から徒歩約3分のコミュニティ・スポットとして知られる「創造空間Lula&Popo(ルラポポ)」で、カフェや貸スペースを運営するオーナー。
共に作品を出展しているよしだなおこさん(神奈川区在住)は、笹井さんが園長を務めていた橘幼稚園(鶴見区)が縁のつながりもあり、現在はルラポポのカフェで勤務しています。
笹井さんは、長い間幼児教育の道を歩む中、オーストリア生まれの哲学者として知られるルドルフ・シュタイナーの人間学に共感し、教育観を深めます。
幼稚園の退職後に、「自らの手で作る喜びを味わう」ということ、また「人が出会い絆を結ぶ」という考え、この二つを実現すべく、“創造と交流の場”としてのルラポポを開設したとのこと。
今回、笹井さんとよしださんは「意気投合」して、昨年(2017年)の夏頃から一気に作品を作成、まさに“急ピッチで”今回の展示会に至ったといいます。
パステルや色鉛筆を使用した優しい筆のタッチで来訪者を“魅了”するよしださんは、女子美術大学時代に絵画科で洋画を専攻していましたが「何を求めたいのかわからないままに絵を描き続けていました」と当時を振り返ります。
出産や子育てで「長く絵から離れていましたが、最近になってふつふつと絵を描きたい」衝動で、一気呵成(かせい)に今回の展示会の作品も仕上げたとのこと。
「双子のママなんです」と、はにかむよしださん。“子育てが落ち着いたので”絵画の世界に戻ったというよしださんの作品からは、子どもたちの未来を優しく見守る母親としての目線、一人の女性としての柔らかさ、そして笹井さんと「共鳴」するかのような“創造力”あふれる世界を感じることができます。
「癒しの空間」を、日頃から戸塚の地域に根差し運営する二人。
かつて鶴見ゆかりの園で子どもたちの夢を育んだ笹井さん、かつて師岡町に住んでいたというよしださんの二人が、綱島の地で“癒し”のハーモニーを奏でています。
「魂の再会を果たしたふたり。怖さ知らずのふたりは、初めての展覧会に挑もうとしています。ぜひ多く皆さんにお越しいただき、“共鳴しあう”二人ならではの世界観を感じていただけたなら」と、よしださんは、あと10日余り開催される展示会への来訪を呼び掛けています。
展示会の入場は無料。綱島の街を彩る、木のぬくもりに満ちたギャラリーでの作品展示は、折に触れ、地域の人々を「憩い」の場に誘ってくれそうです。
【関連記事】
・<日吉から世界へ>絵画で“交流の輪”広がる佐々木さん、国内外で高い評価を受けるまで(2018年2月12日)※だいあんグループ代表の光田敏昭さんも「港北美術区民会」メンバーとしてギャラリーを設立したとのこと
【参考リンク】
・ふたり展 羽音 開催(夢工房だいあん株式会社不動産部のサイト~ギャラリー情報・ニュース&トピックス)
・ふたり展 羽音―モラフフとモラススのメソッド―のお知らせです(ルラポポブログ~創造空間Lula & Popoのサイト)
・創造空間Lula&Popo:ルラポポ Facebookページ
・笹井鳩子profile(創造空間Lula & Popoのサイト)
・夢工房だいあん株式会社 不動産部の場所(グーグルマップ)