相鉄・東急直通線を建設中の鉄道建設・運輸機構(鉄道・運輸機構)は、同直通線の公式サイトで日吉駅付近工事や綱島トンネル工事、新綱島駅工事などについて、最新の工事進捗状況を今月(2018年2月)1日付けで公開しました。
日吉駅付近工事は東急東横線と相鉄直通線が分岐し、地下の綱島トンネルへいたるまでの区間を担当するもので、ほとんどが箕輪町内となります。
同サイトによると、昨年12月末の時点では、もっとも日吉駅寄りの区間で、相鉄直通線の線路を通す中央部の掘削が完了したといいます。
その他の区間では、東横線で使われていた旧高架橋の柱を撤去したり、綱島トンネルに近い付近では、高架橋の下で掘削を行っていると報告しています。

綱島トンネル(箕輪町~新綱島駅)の工事進捗状況が初めて公開された(相鉄・東急直通線の公式サイトより)
一方、綱島トンネル(箕輪町~新綱島駅、約1.1キロ)では初めて進捗状況が公開されました。
新綱島駅の工事現場(日吉寄り)に白い「防音建屋」を設けたことと、新綱島駅の日吉側地下で、トンネル断面を構築するための「角形エレメント推進工事」の準備を行っているとのことです。
新綱島駅の工事については、先月末時点の状況として、駅舎を構築するための掘削工事を行っているとしています。
また、新綱島駅から鶴見川の地下を通って新横浜へ向かう「新横浜トンネル」(約3.3キロ)では、綱島東1丁目の鶴見川至近に、掘削工事に関する設備を設けたことが報告されていました。
【関連記事】
・<相鉄・東急直通線>「綱島トンネル」の掘削は来年、新綱島駅の工事は長期間に(2018年1月22日、綱島トンネルなどの工事スケジュール)
・高架橋を切断中、日吉~綱島間の車窓から見える相鉄直通線のダイナミックな工事状況(2017年8月8日、日吉駅付近の工事について)
・新綱島~新横浜のトンネル工事で説明会、鶴見川の掘削制限で2018年10月開始(2016年12月18日、新横浜トンネルについて)
【参考リンク】
・日吉駅付近工事の進捗状況(2018年2月1日公開)
・綱島トンネル工事進捗状況(2018年2月1日公開)
・新横浜トンネル工事進捗状況について(2018年2月1日公開)
・相鉄・東急直通線の詳細地図(鉄道・運輸機構)