丘の多い日吉ならではの「防災」を学ぶ、2/3(土)午後に慶應キャンパス内ツアー | 横浜日吉新聞

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今も広大な自然が残るキャンパス内を巡る(主催者提供)

今も広大な自然を残す慶應義塾大学の日吉キャンパス内を歩きながら、ゲリラ豪雨時の水害や土砂災害のあり方を学ぶ学習会「慶應義塾大学日吉キャンパスで防災学習」(主催:鶴見川流域水協議会=国土交通省・東京都・神奈川県・横浜市・川崎市などで構成)が今週(2018年2月)3日(土)の午後に開かれます。

丘の多い日吉エリアでは、土砂災害の危険性が高いといわれる傾斜度30度以上の「急傾斜地」が目立ち、神奈川県によって30箇所以上が土砂災害警戒区域などとして指定されており、日吉キャンパス内や隣接地の一部も指定区域となっています。

2月3日(土)午後に開かれる「慶應義塾大学日吉キャンパスで防災学習」の詳細チラシ(※クリックで拡大)

そのため、同キャンパス内では長年にわたって土砂の崩壊対策をはじめ、洪水時に水を貯めておける雨水調整池を設けたり、森を保全することで水の吸収を促したりするなどの対策を講じてきたといいます。

今回の学習会では、あまり知られていない細かな防災対策の姿を実際に見学しながら、災害を防ぐために“目に見える”対策だけでなく、生物や植物といった自然環境を守ることで防災につなげる取り組みなど、丘の多い日吉ならではの実践的な防災対策を学べる機会となっています。

当日は13時30分に日吉駅構内へ集合し、キャンパス内を巡った後に意見交換会も予定されています。定員は30名。参加費は無料ですが、Eメール(office@tr-net.gr.jp)またはFAX(045-546-4344)へ事前申し込みが必要。少雨の場合は決行となります。

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【参考リンク】

鶴見川流域ネットワーキング(TRネット)(同イベント事務局)


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