今年(2017年)は2009年に羽田空港行のバスが廃止されて以来、久しぶりとなる日吉駅発着の高速バス路線が相次ぎ開設されています。3つ目の路線となったのが富士山二合目にあるスキー場への冬季臨時高速バスで、12月2日から来年3月25日(日)までの土日祝日や年末年始、2~3月の毎日を中心に、日吉駅から日帰りでスキーやスノーボードが楽しめるようになりました。
日吉駅からの冬季臨時高速バスが運転される「スノータウンイエティ(yeti)」は、静岡県裾野市の富士山二合目付近にある老舗スキー場。人工造雪機を使って秋からゲレンデを整備するなど、「日本一早くオープンするスキー場」としても知られます。
駅東口の4番のりばを6時50分に出発し、現地には3時間後の9時50分に到着。復路は15時45分にスキー場を出発し、18時40分に日吉駅へ戻ることができ、現地で約6時間にわたってスキーやスノーボードを楽しむことが可能です。
運賃は日吉から大人片道1800円、小児は同900円。往復乗車券とリフト券のセットは大人6300円、中高生5800円、小児3700円。往復乗車券とリフト券に加え、「スキー一式またはスノーボードセットのレンタル」(ウェアは別途必要)が付いたセットは、大人8800円、中高生7800円、小児4800円となっています。なお、現地では60歳以上はシニア料金も設定されています。
ウェア(上下)のレンタルは大人3000円(3歳~小学生は2000円)なので、大人1人あたり1万1800円で往復交通費と用具、ウェアまでを含んだ“フルセット”がレンタルでき、ほぼ手ぶらで出かけることができます。(帽子やグローブ=手袋は持参または現地購入が必要)
実際に何も持たず、日吉駅から富士山二合目のスキー場へ出掛けてみました。写真でご紹介します。

9時前に「足柄サービスエリア」に着き、10分ほどトイレ休憩が行われます、巨大なSAなので少し迷ってしまいそうです

日吉駅から3時間、9時50分に「スノータウンイエティ」に着きました。なお、バスは近接の遊園地「ぐりんぱ」が終点となっています

スキー・スノーボードのスクールもあるので初心者でも心配ありません。親子で参加すると料金が少しお得になります

帰りのバスはスノータウンイエティを15時45分に出発します。50分ほど走ったら「足柄サービスエリア」でのトイレ休憩も行われますので、静岡の土産品を買うことも可能です

この日は市が尾駅やたまプラーザ駅での下車客がいなかったため、道路混雑のなかでもほぼ定刻通りの18時40分過ぎに日吉駅へ着きました。スキー場では体力を使いましたが、往復とも眠っているうちに移動できたのはメリットでした
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・<レポート>日吉駅から「河口湖駅・富士急ハイランド」へ、高速バスの運転開始(2017年12月4日、こちらの路線は12月1日から日吉駅へ乗り入れ開始)
・日吉から御殿場アウトレットへ高速バスが運転開始、初日の乗車レポート(2017年3月12日、こちらの路線は3月10日から日吉駅へ乗り入れ開始)
【参考リンク】
・日吉・センター北・たまプラーザ・市が尾~スノータウンイエティ・ぐりんぱ【冬期限定運行】の案内(東急バス)
・スノータウンイエティ・ぐりんぱ行高速バスの予約ページ(発車オーライネット)