慶應義塾大学日吉キャンパスに本拠地を置く慶應ビジネス・スクール(KBS=大学院経営管理研究科)では、来年(2018年)4月から最短3年間で2つの修士学位を取得できる「デュアル・ディグリー制度」(複数学位が取得可能な履修形態)を始めます。

大学院健康マネジメント研究科による「公衆衛生学」の紹介ページ
同制度は、湘南藤沢キャンパス(SFC)に本拠地を置く大学院「健康マネジメント研究科」との間で行われるもので、たとえば、保健・医療・福祉分野で2年以上の実務経験を持つKBSへの入学者が最短2年で修士(経営学=MBA)を取得後に、引き続き健康マネジメント研究科に入学し、最短1年で修士(公衆衛生学=MPH)が取得できるもの。公衆衛生とビジネスの双方に通じた人材を育成することが目的だといいます。
健康マネジメント研究科の公衆衛生学は、「すべての人々の健康の維持・増進と生活の質の向上を目指す実践の学問」(健康マネジメント研究科公式サイト)で、「保健・医療・ケアにわたる幅広い領域で、 地域から地球規模にまで拡がる健康課題の解決を図ることのできる人材が強く求められています」(同)との背景から人材養成を行うプログラム。
一方、KBSは日本初の経営大学院(ビジネススクール)として、1969(昭和44)年から日吉を拠点に運営を続けており、経営学修士(MBA)課程や博士課程、短期のエグゼクティブセミナーのコースを開設しています。
【参考リンク】
・大学院経営管理研究科と健康マネジメント研究科がデュアル・ディグリー制度(MBA‐MPHプログラム)を2018年4月から開始(慶應義塾大学)
・慶應大学ビジネス・スクール(KBS)※日吉キャンパス
・大学院健康マネジメント研究科 ※湘南キャンパス・信濃町キャンパス