東急バスが港北区内の小学校の交通安全教室に初登場、子どもたちは大歓声――港北交通安全協会と港北区役所が主催する「はまっ子交通あんぜん教室」が、先月(2017年10月)27日(金)に下田小学校(宮本仁志校長・下田町4)にて、港北警察署や横浜F・マリノス(横浜マリノス株式会社・新横浜2)のホームタウン・ふれあい事業部、下田町自治会や保護者らが参加の上にて行われました。
港北区内では初となる東急バス(本社:東京都目黒区)の車両が学校に“来校”、バスが校門をくぐり学校に到着したときや、実際に車両を使用・運転した「死角・巻き込み」についての実験の際には、参加した児童や保護者らからも感嘆の声があがっていました。
港北区内の25小学校では、通常、トラックや車を運転しての制動、ダミー人形などの衝突実験を行う「はまっ子交通安全教室」を今年は8校で実施。
かねてより地域の交通安全に対し、「地域貢献のために協力したい」(新羽営業所・花井誠所長)と港北署に申し入れをしていた東急バス側からの打診があったことから、今年最後の「はまっ子交通あんぜん教室」の企画として各機関が調整を続け、通常使用するトラックの変わりにバスを使用する今回の企画が実現することになったといいます。
当日は、9時50分頃に同バス営業所からバスが到着。校庭にバスが乗り入れ、1年生と3年生がバスを使った車両実験に参加。
バスの前、後ろに児童が座ったり、立ったりしても「運転手からは見えない」死角や、バスが角を曲がる際に生じる「内輪差」についての実験を行いました。
特に、実際に動くバスが曲がり角(コーナー)に置いた段ボール箱を巻き込むかのようになぎ倒すようすには、児童らからは大きな驚きの声があがり、その「恐ろしさ」「怖さ」を共有。
「自分の身は自分で守るためにも、歩道であっても極力道路側は歩かないように」と、港北署・交通課の堀井健(たけし)さんも、一昨年(2015年)12月に「港北区安全安心大使」に任命された横浜F・マリノスのキャラクター・マリノスケと共に来訪した同チームの公式チアリーディングチーム・トリコロールマーメイズのメンバーらと、パネルを使った説明も交え、子どもたちに車の危険についての指導を行いました。
下田町自治会の讃井真人(さぬいまさと)交通部長は、「下田町と日吉駅を結ぶバスは、特に朝のラッシュ時には2分から3分間隔で運行している。旧サミット跡地の交差点(下田町4、5、6丁目の境)や、高田歯科医院付近の三差路(下田町2)は、見通しが悪く大変危険。自治会でも毎日危険箇所での見守り活動を行っているが、バスも道路ぎりぎりで走るので、子どもたちにはくれぐれもバスや車には気をつけてもらいたい」と、通学路や道路での日々の注意を呼び掛けています。
「マリノスケやマーメイズの教室への参加も、子どもたちがより集中して学ぶことができることから、とてもよい効果となっている」と、港北警察署の堀井さん。
これからもよりリアルに、また実際の車両での体験含め、いかに子どもたちにとって『身を守る』ための交通安全についての学びを行っていくのか。
港北区全体でも今年9月末現在、交通事故件数が639件と、対前年比で8.7パーセント増と増加していることもあり、今回の東急バスの“子どもたちも驚く”体験学習への協力の初チャレンジが将来的な事故防止、また安心・安全なバスの利用にもつながることが期待されています。
【関連記事】
・ご当地ヒーローも“梨”配布で「事故ナシ」訴え、区内で激増中の交通事故ストップなるか(2017年9月22日、新横浜新聞~しんよこ新聞)
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・今はなき“田んぼ”の歴史を伝承、下田小の「稲刈り体験」支える地域グループの思い(2016年10月16日)
【参考リンク】
・港北区内の交通事故発生概況(神奈川県港北警察署・平成29年9月末現在)
・「はまっ子交通あんぜん教室」にマリノスケ・トリコロールマーメイズが参加しています。(港北区地域振興課、2016年6月1日更新)
・マリノスケが「港北区安全安心大使」に就任!!(港北区地域振興課、2015年11月記者発表資料)