慶應日吉キャンパスの「日吉記念館」は11月7日に閉鎖、2020年3月まで建替工事 | 横浜日吉新聞

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1958(昭和33)年に建てられた「日吉記念館」は11月に閉鎖され、2020年3月に新たな建物となる

東京五輪が行われる2020年までは、日吉キャンパスの“顔”と、日吉の街では「春の風物詩」だった卒業式や入学式の賑わいも、しばらくの別れとなりそうです。

日吉駅東口(慶應側)から見て真正面に位置する慶應義塾大学日吉キャンパス内の大型ホール「日吉記念館」について、同大学は今年(2017年)11月7日(火)に閉鎖し、その後2020年3月上旬までかけて建て替え工事を行うと発表しました。これにともない、同記念館前の芝生エリアなど一帯に仮囲いが設けられ立入禁止となります。

日吉記念館の建て替え工事期間中は正面の芝生部などが立入禁止となる(慶應義塾ニュースリリースより)

日吉記念館は1958(昭和33)年の完成から60年近くになろうとしていることから建て替えが決まったもの。また、2020年の7月24日から8月9日まで東京で予定されている夏季オリンピック(2020年東京五輪)では、日吉キャンパスが英国オリンピック代表チームのキャンプ地として内定していることも背景にあるとみられます。

建て替え後の新施設は、地上5階・地下1階建てで収容人員は約1万人を予定しています。

なお、来年(2018年)3月26日の卒業式と、4月2日に予定されている入学式は「パシフィコ横浜」で行う計画です。

【2017年11月5日追記】

1958(昭和33)年から慶應義塾や日吉の歴史を見守ってきた「日吉記念館」前で東横線90周年記念乗車券の唯一の対面発売が行われました。東横線の一大イベントの街のシンボル的存在として、“最後の役目”を果たすことに(13時30分頃撮影)

慶應義塾や日吉の歴史を見守ってきた「日吉記念館」前で東横線90周年記念乗車券の唯一の対面発売が行われました。東横線の一大イベントの街のシンボル的存在として、“最後の役目”を果たすことに(13時30分頃撮影)

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【参考リンク】

日吉記念館の建て替え工事に伴う閉鎖日程について(慶應義塾、2017年7月6日)


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