新綱島でもエコで先進的なまちづくりを志向、市がパナソニックと検討 | 横浜日吉新聞

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新綱島のまちづくりでもパナソニックが参画していることがわかりました。2022年の秋以降に開業が予定されている新綱島駅(仮称)周辺で行われるまちづくりについて、横浜市は環境に配慮した開発を目指すため、パナソニックと省エネルギー建築物の導入検討などを行っていると明らかにしました。昨日(2017年2月27日)開かれた横浜市会の予算第一特別委員会で、西区選出の上野盛郎議員(自由民主党)の質問に都市整備局の薬師寺えり子局長が答えたものです。

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横浜市が2月15日付で発表したニュースリリースでは2023年3月末(平成34年度)までに工事を終えるスケジュールを示している

パナソニックは綱島東4丁目にある自社の工場跡地「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)で、二酸化炭素(CO2)排出量削減や防災・防犯面を強化するなど、「都市型スマートシティ」(同社)としての開発を主導しており、そのノウハウを新綱島でも生かすものとみられます。

同局長は「環境に配慮した市街地開発事業の誘導に向けて、綱島SSTで開発を行うパナソニックと省エネルギー建築物の誘導、新技術の導入による暮らしの安心安全の向上、コミュニティ環境の充実によるCO2削減などの実現に向けた検討を行っている」と明かすとともに、「今後、検討成果を踏まえ、他都市の取組のほか、民間企業からの提案やアイデアなども参考にしながら、環境未来都市として先進的なまちづくりを推進していく」と述べました。

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