日吉から世界へ、新規オンライン家庭教師プロジェクトが始動し先生・生徒の募集を開始 | 横浜日吉新聞

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学習塾業界も注目の新規事業が日吉からスタートします。講師だけが“日吉の塾”に来て、生徒は“世界中の自宅”で受講――そんな新たな形の学習塾が、今年(2016年)夏、日吉で立ち上がりました。地元で勤務しながら国内外に住む児童生徒と繋がるオンライン家庭教師とはどのような仕組みなのでしょうか。

生徒は「自宅」、先生は「塾」でと銘打った日吉でのオンライン家庭教師プロジェクトが新規始動!オープニングに伴い、先生と生徒を募集!(写真:サクセスラインの公式ホームページより)

生徒は「自宅」、先生は「塾」でと銘打った日吉でのオンライン家庭教師プロジェクトが新規始動!オープニングに伴い、先生と生徒を募集!(写真:サクセスラインの公式ホームページより)

日吉駅から徒歩2分・日吉中央通り。海外子女、帰国子女を対象にオンライン上でマンツーマン(個別)指導を行う、「サクセスライン慶應キャンパス前校」(株式会社トライム・日吉本町1)が、ここ日吉で誕生。事業を運営するためのプロジェクトがこの度本格始動しました。

このオンライン塾を立ち上げたのは、1985(昭和60年)から学習塾「志学館」(日吉本町1)の創設者で、同塾の塾長として活躍してきた代表取締役の千葉太さん。22歳の頃からアメリカ、イギリス、インドなど世界各国を旅してきたという千葉さんは、「今、経済面でも急成長し、大変活気ある東南アジアが好きで、月に1~2回は渡航しているんです」というほどの海外好き。現在、ベトナム、ミャンマー、カンボジアなどでボランティアや企業支援の活動も行っています。

海外の教育事情からプロジェクト誕生、自ら「教わり」仕組みを確立

塾長の千葉さんは、1998年に設立され、ミャンマー進出支援の一括サポートを行っているミャンマーのコンサルティング会社「ジェイサットコンサルティング(J-SAT Consulting)」(所在地:ミャンマー・ヤンゴン)では、顧問として若手社員教育や、日本に派遣される介護人材の紹介業務などをフリー(無報酬)で手掛けるなど、多く現地の人々や、日本から現地に駐在している人々とも交流を深めてきたといいます。

「サクセスライン」を立ち上げた株式会社トライム・代表取締役で塾長の千葉太さん。東南アジアが好きで、ミャンマー専門コンサル会社J-SAT(ジェイサット)の支援を行うなど、月1、2回は海外渡航をしている(写真:サクセスライン提供)

「サクセスライン」を立ち上げた株式会社トライム・代表取締役で塾長の千葉太さん。東南アジアが好きで、ミャンマー専門コンサル会社J-SAT(ジェイサット)の支援を行うなど、月1、2回は海外渡航をしている(写真:サクセスライン提供)

現地で「塾を経営しています」と自己紹介をすると、小・中・高校生の子どもを持つ現地に駐在する方々に決まって相談されるのが「良い塾や家庭教師がないんです」ということ。

特に、治安も日本ほどに良好とはいえない土地柄。「塾へ通わせるにも、日本では考えられないほどのひどい道路渋滞や交通環境の悪さ、犯罪の発生が多いことなどで、とても塾に通わせられない。家庭教師を頼むにも、家庭教師をしてくれる日本人の学生がいない。安心して、質の高い先生に教えてもらう方法はないか」と、切実に相談されるといいます。

「ここ日吉なら、目の前に慶應義塾大学があり、質の高い教育を受けてきた大学生も多く在住しており、良質な指導をしてくれるはずの家庭教師になってくれる学生がたくさんいるのに」と、今回の一大ジェクトの立ち上げを決意した千葉さん。

実は千葉さん自身が、東南アジアと仕事やボランティアの絡みで「スカイプ(世界中にインターネットを通じて無料でのネット電話をできる米・マイクロソフト社のサービス)で英会話を“現地の先生”に教えてもらっているんです。英会話、というよりは、英語のレポートを翻訳し、読んでもらうというビジネス英語、ビジネス面での情報共有とでもいいましょうか。週5回は各地とやりとりをしているので、自然と受講のしくみを確立することができました」と、千葉さんは、自ら体験し作り上げた、マンツーマンでの学習システムに自信をのぞかせます。

既に東南アジア3カ国の生徒が受講をスタート、現地での生徒募集も強化

既に、ミャンマー・ヤンゴンで商社勤務をする駐在員の中学2年生や、フィリピン・マニラの会社経営者の子息で現地インターン校に通う中学3年生、タイ・バンコクで中学受験を希望する小学5年生など、少しずつ生徒も増えてきているといい、「今回の本格的な講師募集により、さらに多く受講生も併せ募集していく予定です。既に、10月からカンボジアミャンマーで生徒募集を開始、さらに今月(2016年12月)下旬から来月(2017年1月)にかけて、再度ミャンマーやタイマレーシアインドネシアでも、現地駐在員のネットワークにアプローチを行い、生徒募集を大々的に行う予定です」と、千葉さんは新たなプロジェクトに駆ける想いを力強く語ります。

教務部リーダーの大城(おおしろ)智宏さんは東京大学経済学部出身。「切れ味するどい、わかる授業」に定評とのこと(写真:サクセスライン提供)

教務部リーダーの大城(おおしろ)智宏さんは東京大学経済学部出身。「切れ味するどい、わかる授業」に定評とのこと(写真:サクセスライン提供)

このサクセスオンラインのキャッチフレーズは「世界中どこにすんでいても、家庭教師は慶應生、早稲田生」。講師の募集対象は、大学が至近の慶應義塾大学や、早稲田大学、東京大学、上智大学や国公立大学などで学んでいる方。勤務地も日吉駅から徒歩2分、日吉中央通りにあるため、「特に慶應義塾大学生にとっては、授業や部活動、サークル後に立ち寄るのに最適な場所にあります」と千葉さん。

他のオンライン塾と異なる最大の特徴は、「勤務地が日吉にあること。塾の中で勤務することで、塾としてのバックアップできる体制も整い、受講生や保護者からも安心して受講いただけるとの声もいただいています。働く側としても、何かあればすぐに塾の指導方針を確認できるので、こちらも安心です」と、“生徒は「自宅」、家庭教師は「塾」”というサクセスラインならではのメリットを強調します。

今回の募集に際しては、特別なスキルや経験は不要。「初心者歓迎です。家庭教師が全く未経験でも、研修や指導があるので安心して取り組んでいただけます。最短で2時間以上、週1回から週5回まで、お互いのスケジュールを調整しながらの勤務となります。新しい事業になりますので、海外オンライン家庭教師にご関心をお持ちいただき、まずはお問合わせをいただければと思います。ぜひ、一緒に新規事業を盛り上げてもらえる方のご連絡をお待ちしています」と、千葉さんは多く日吉近郊に通学・在住している学生からの応募を呼び掛けています。

有名私立中学・高校に通う生徒にも特化、日吉周辺地区での受講者も募集

日吉を本拠地に学習塾運営を行ってきた千葉さんですが、昨今の「地域貢献」の社会の流れの中で、「ぜひ日吉地区周辺にお住まいの方にも、この“自宅で学べる”家庭教師のシステムを利用いただけたら」と、生徒を日本国内に在住する方々にも広げていきたいと考えているといいます。

「自宅」に居ながら学ぶことができるので、通学時間の削減や、治安上も安心!先生は「塾」から教えてくれるので、しっかりしたサポートが期待できそう(写真:サクセスライン提供)

「自宅」に居ながら学ぶことができるので、通学時間の削減や、治安上も安心!先生は「塾」から教えてくれるので、しっかりしたサポートが期待できそう(写真:サクセスライン提供)

特に、日吉周辺地区では、私立中学の受験率が30~50%近くにも及ぶ小学校が大多数。「有名中学校、高校、そして大学に“入れる”ことに特化した塾は日吉地区にも多数存在しています。しかしながら、もし仮に、有名中学、高校に入学できたとしても、半数近くの人は入学直後から、“成績は中くらいかそれ以下”という劣等感にさいなまれてしまうのです」と千葉さん。

「成績が良い時、良い学校に入れた時は、家族や周囲から称賛されますが、一度成績が悪化した、希望する学校に入れなかった、という悩みを持った親、生徒の悩みは、とりわけ深いものがあるのです。これまで、日吉で30年以上塾を経営してきた経験を活かし、そういった悩みを抱えるご子息を、全力でサポートしたいと思っています」と、この地区ならではの“学び”に一緒に向かい合いたいと力を込めて語ります。

また、海外の通塾事情と同様、日本でも、働く親の増加や、少子化での兄弟姉妹や家族不在の時間帯に通塾するケースが増えており、また、「自宅に家庭教師を入れたくない」という家庭も増えているといいます。「“自宅”で学べ、先生は“塾”で教えるこのシステムをご利用ください」と、千葉さんは安心して受講してもらえる“サクセスライン”の利用を広く呼び掛けています。

<受講の無料体験募集中>
「サクセスライン」では、海外子女・帰国子女のほか、日吉周辺に在住している方でも、オンライン家庭教師の無料体験を受け付けています。

※講師・生徒募集の詳細は、下記の参考リンクをご参照ください。

【参考リンク】

オンライン家庭教師「サクセスライン」慶應キャンパス前校の公式ホームページ

「サクセスライン」慶應キャンパス前校(塾長メッセージ)

「サクセスライン」慶應キャンパス前校(講師募集の詳細ページ)

「サクセスライン」慶應キャンパス前校(2016年 生徒募集要項)

「サクセスライン」慶應キャンパス前校(よくある質問)

(株式会社トライム提供)


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