港北区ではこの先3年間にわたり、0歳から5歳までの乳幼児人口が増え続けるとの推計が横浜市から発表されました。横浜市内全18区のうち14区が減少すると予測されるなか、港北区だけが約600名の大幅増となり、2019年度には2万人を突破する見通しです。
この資料は横浜市こども青少年局が横浜市会に示したもので、来年4月から始まる2017年度から2019年度まで3年間の乳幼児人口の推計が掲載されています。
2017年度と比べ、横浜市全体では3年後の2019年度に乳幼児人口が2742人減と見込まれ、港北区と鶴見区、神奈川区、西区の4区のみが増加の見通し。特に港北と鶴見の両区は3桁の増加数を見込みます。
■ 2019(平成31)年度の乳幼児(0~5歳)人口推計(主要区のみ)
・横浜市全体:181,344人(▲2,742)
・港北区:20,109人(+594)
・鶴見区:16,664人(+223)
・青葉区:15,858人(▲110)
・戸塚区:13,678人(▲466)
・都筑区:13,379人(▲121)
・神奈川区:11,812人(+73)
・旭区:10,631人(▲365)
・西区:4,789人(+24)
※カッコ内は2017年度推計との比較、上記掲載以外の区はいずれもマイナス
港北区内では、「相鉄・東急直通線」の開通が見込まれ、日吉や新綱島で大規模再開発が進むなかで、当分の間は保育所や幼稚園を確保する必要に迫られそうです。
※見出し左の画像はイメージ写真
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【参考リンク】
・横浜市子ども・子育て支援事業計画における保育・教育に関する「確保方策」の中間見直しについて(PDF、2016年12月13日、4ページ目に推計人口)