先月(2016年10月)行われた横浜市の一般競争入札による市有地の販売で、落札者が「もれなく市から1200万円がもらえる」という土地が売りに出されていましたが、最低売却価格の3800万円に対し、不動産事業者とみられる企業が5833万円で落札していたことがわかりました。
これは公共事業の代替用地などとして横浜市交通局が所有している土地が販売されたもので、落札者は「株式会社旭ハウジング」となっています。
日吉本町2丁目の「日吉第7コーポ」の並びにあり、「日吉開善保育園」に近接している一画にあるこの土地は、地下(地表面から約5メートル下)に市営地下鉄グリーンラインのトンネルが通っています。そのため、補償金として、地下鉄の運営者である横浜市から1200万円を受け取る契約を結ばなければならない条件が付されていました。
落札者は今後、どのような形で土地を活用するのでしょうか。
【関連記事】
・<市有地入札>落札者は市から1200万円がもらえる、日吉本町の珍しい土地が登場(2016年10月7日)
【参考リンク】
・市有地公募売却に関するページ(横浜市)
・平成28年度第2回入札の落札者が決定しました(PDF、横浜市、2016年11月発表)
・一般入札売却物件「No.2635:港北区日吉本町二丁目2212-4外」の詳細情報(PDF、横浜市)