住民「バスが通るうえ狭い浜銀通りを広く」→ 港北区「土地が無く非常に困難」 | 横浜日吉新聞

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横浜市のホームページ内にある「市民の声」コーナーに、日吉駅前の「浜銀(バス)通り」に関して道路拡幅や歩道整備を求める意見が今月(2016年9月)付けで掲載されていたことがわかりました。

歩行者の多い「浜銀通り」は唯一、路線バスが通行できる通りとなっている

歩行者の多い「浜銀通り」は唯一、路線バスが通行できる通りとなっている

この意見は浜銀通りについて、「車やバスが非常に多いにもかかわらず、歩道が狭いので何度も車に当たられそうになります。また、横断歩道もほとんどありません。歩道を今より広くして、横断歩道を増やしてください」という内容です。

これに対し港北区の港北土木事務所は8月25日付けで「現状の土地利用の中で新たに土地を取得し、拡幅するのは非常に困難です」と回答。横断歩道については8月24日付けで「警察が所管となりますので、港北警察署に、個人情報を除きお伝えしました」(港北区総務部区政推進課)としています。

路線バスがすれ違えるだけの道幅はない(浜銀通り)

路線バスがすれ違えるだけの道幅はない(浜銀通り)

浜銀通りは「商店街」としては十分な道幅が確保されていますが、路線バスが頻繁に通るルートとなっており、2台がすれ違うのは困難なほどの狭さです。加えて、朝夕の通勤時間帯と昼食時にも歩行者が多くなる傾向があります。

一方、普通部通りは客待ちのタクシーが列を成し、中央通りは駐停車の車が目立っています。日吉ではいずれの通りも道路拡幅の余地がほとんどないだけに、車と歩行者が安全にどう共存すべきかは難しい課題です。

【関連記事】
横浜市に寄せられる多数の意見や苦情から日吉・綱島・高田の“世論”を垣間見る(2016年6月5日)

【参考リンク】
「市民の声」の公表(横浜市)


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