慶應大学の「綱島SST・国際学生寮」、2018年春のオープン目指し10月着工へ | 横浜日吉新聞

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国際学生寮の建設予定地、ガラス張りの建物が米アップルの研究所で左奥は街に電気などを供給する東京ガスのエネルギーセンター(2016年8月24日)

綱島SST内の「国際学生寮」建設予定地付近、右奥のガラス張りの建物が米アップルの研究所で、左奥は街に電気などを供給する東京ガスのエネルギーセンター(2016年8月24日)

綱島東4丁目のパナソニック工場跡地「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)では、米アップルの研究所「綱島テクニカル・デベロップメント・センター(TDC)」の完成が近づくなかで、まもなく慶應義塾大学の国際学生寮の建設が始まろうとしています。

すでに現地には建設を告知する看板(標識)が建てられており、それによると来月(2016年10月)1日に着工し、約1年4カ月後の2018年1月31日に工事を完了するとしています。建物は高さ28メートルの地上9階建てで、部屋数は当初発表より3戸多い165戸。建築主はパナホームですが、実際の設計と建設工事は東レ建設(東京都中央区)が行うとのことです。

国際学生寮の完成予想図(慶應義塾のニュースリリースより)

国際学生寮の完成予想図(慶應義塾のニュースリリースより)

この国際寮では、留学生と日本人学生が交流を促すための空間設計や、綱島SSTの街全体と連携したセキュリティシステムなどが導入され、2018年3月にオープンする予定。港北区新横浜に本社を置きガソリンスタンドやレンタカー事業を神奈川県内で展開する株式会社サンオータスが建物を所有し、管理と運営は株式会社共立メンテナンスが担う予定です。

なお、綱島SSTでは、アップル研究所の裏手に地上10階建て94戸のマンション建設が始まっているほか、今月からは「アピタ横浜綱島店(仮称)」の工事も開始予定となっており、この秋を境にほとんどの施設の建設が始まることになります。

【関連記事】

綱島SSTに慶應大学が参入、米アップル研究所の隣に約160室の「国際学生寮」(2016年3月28日)

日吉5丁目の西松建設寮、慶應大学の「日吉国際学生寮」として建て替え中(2016年2月9日、日吉5丁目では2017年3月完成予定)

「綱島SST」に関する記事一覧

【参考リンク】

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」に国際学生寮を新設(2016年3月28日、慶應大学)

「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)公式ホームページ


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