夏の甲子園大会を目指す2016年の神奈川県大会は7月30日(土)に準決勝2試合が行われ、慶應義塾高校(塾高)は桐蔭学園を相手に10対5で快勝。31日(日)13時から8年ぶりの決勝戦に挑みます。
塾高は4回まで毎回得点を重ねるなど優位に試合を進め、6回表には2死から連続タイムリーで3点を追加。先発の2年生エース・森田君(右腕)から左腕・柏木君、右腕・井上君とつなぐ細かな投手継投と、再三にわたる好守で桐蔭学園の攻撃をしのぎました。

慶應対桐蔭学園のイニングスコア(神奈川県高野連のホームページより)※クリックで拡大
夏の県大会で塾高が決勝へ進出したのは、2008年以来8年ぶり。この年は第90回の記念大会だったため、神奈川県大会は南北に分けて2校を選出。塾高は北神奈川大会(横浜市の港北区など8区・川崎市・相模原市など)を制し、甲子園へ出場しました。一方、春の選抜大会では、2009年と2008年、2005年に甲子園出場を果たしています。これ以前では1962(昭和37)年夏に出たのが最後です。
決勝戦の相手となる横浜高校は、今年の春季大会準決勝で背番号10番・左腕の石川君に9回まで1点に抑え込まれ、5対1で敗れていますが、2014年の秋季大会3回戦では8対1で破っています。
神奈川県で最後の1試合、強豪・横浜相手に塾高がどこまで対抗できるか。悔いのない試合にできることを祈るばかりです。
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【参考リンク】
・テレビ神奈川の高校野球特設ページ(全球場の速報あり)
・慶應高校の戦績(朝日新聞社×ABCの「バーチャル高校野球」)