横浜市はこのほど、認可保育所の重点整備が必要な地域として「日吉1丁目~2丁目」「日吉本町1丁目~6丁目」「箕輪町1丁目~3丁目」を挙げ、0~2歳児を専門に預かる小規模保育所(小規模保育事業)については「日吉1丁目~2丁目」「日吉本町1丁目」「箕輪町1丁目~3丁目」の主に日吉駅周辺に整備が必要との方針をあらためて示しました。
これまで、日吉では毎年のように認可保育所や小規模保育の新規設置が行われており、来年(2017年)4月にも日吉5丁目や下田町1丁目で3つの認可保育所が新設される計画ですが、それでも足りない状況です。特に需要の高い日吉駅や日吉本町駅の周辺で認可保育所の不足傾向があるものの、特に日吉駅の周辺ではまとまった土地が確保できないなどの理由もあり、新設は進んでいません。
一方、箕輪町周辺はアピタ日吉店などの跡地に1000戸以上といわれる大規模なマンション計画があるため、今後、特に不足感が強まる可能性もあります。
認可保育所の重点整備地域となっているのは、横浜市内では日吉駅周辺と神奈川区の新子安駅・大口駅周辺の2カ所しかなく、日吉駅周辺は常に指定されている状況です。現在も新設の見通しが立たず、不足感が深刻であることが伝わってきます。
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【関連記事】
・まだ認可保育所が足りない日吉と日吉本町駅周辺、「重点整備地域」に指定継続(2016年4月18日)
・日吉駅の周辺や箕輪町で、0~2歳児向け「小規模保育」の複数整備に期待(2016年5月2日)
【参考リンク】
・「2017年4月に向けた横浜市民間保育所 整備が必要な地域一覧」(PDF、2016年6月現在)
・「2017年4月に向けた横浜市小規模保育事業 整備が必要な地域一覧」(PDF、2016年7月現在)