45年間を涙で終えたスーパー「サミット日吉店」、跡地は一戸建て住宅地との声 | 横浜日吉新聞

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店内で頭を下げるサミット日吉店の従業員

店内で頭を下げるサミット日吉店の従業員

下田町5丁目のスーパー「サミット日吉店」は、昨日(2016年6月)26日(日)の18時で営業を終え、1971(昭和46)年11月から続いた約45年の歴史に幕を下ろしました。

閉店の30分ほど前には商品がほぼ売り尽くされたものの、来店者が途切れることはなく、店内の写真を撮ったり、従業員と別れの言葉を交わしたりする様子が見られました。

18時を過ぎると店内1階に全従業員が集結。海野敏人店長が「従業員に閉店を知らせる時には涙を流した。最後にこんなに多くのお客様に来ていただき言葉になりません。45年間本当にありがとうございました」と深々と頭を下げました。

多くの客が閉店あいさつの様子を最後まで見守っていた

多くの客が閉店あいさつの様子を最後まで見守っていた

その後も副店長やベテラン従業員らが次々とあいさつに立ち、感極まって言葉に詰まったり、ハンカチで涙を拭う従業員もおり、その度に店内で見守った50~60人の客が「頑張れ」と掛け声をかけたり、大きな拍手をおくったりしていました。

また、「この地域にスーパーがなくなってしまうことに胸を痛めている。他のスーパーに入ってほしいとの思いはあったが、残念ながら次は戸建ての住宅になるようです」と従業員が頭を下げる様子も見られました。

これにより、下田町内から食品スーパーがすべて撤退することになりました。

※閉店時の店長あいさつの様子については、下記(動画共有サイト「YouTube」)に動画を公開していますのでご覧ください。(スマートフォンから動画が閲覧しづらい場合はこちらからご覧ください

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