バイク運転中警察に呼び止められたらキャンペーンだった!建設進むアップル研究所前で | 横浜日吉新聞

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白バイ隊員に呼び止められ、一瞬ドキッ!新しく建設されている米アップル研究所前での二輪車事故防止キャンペーン。スピード違反取り締まりなどではありませんでした

白バイ隊員に呼び止められ、一瞬ドキッ!新しく建設されている米アップル研究所前での二輪車事故防止キャンペーン。スピード違反取り締まりなどではありませんでした

「違反取締りかと思ったら、安全運転キャンペーンでした」――横浜市港北区が主体となる港北区交通安全対策協議会(会長:横山日出夫港北区長)は、きのう2016年6月14日(火)14時30分より、綱島街道沿い・綱島東4丁目のパナソニック工場跡地「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)前にて、二輪車交通事故防止キャンペーンを約30分間にわたり行いました。

これは、今月6月1日から30日までの1ヶ月間を「二輪車交通事故防止・暴走族追放強化月間」として、多発する二輪車の交通事故を受け、主にバイクや自転車など、二輪車の運転者の交通安全意識を高めることを目的とし、毎年行われているものです。

バイクの車体チェック表や、バイクの安全な乗り方パンフレット(日本二輪車普及安全協会)も手渡されました

バイクの車体チェック表や、バイクの安全な乗り方パンフレット(日本二輪車普及安全協会)も手渡されました

今回は昨年と同様、綱島街道沿い、今年(2016年)12月の稼働を目指して建設が進む米アップルの研究施設「綱島TDC(テクニカル・デベロップメント・センター)」前で、同対策協議会を構成する港北警察、港北交通安全推進協議会、港北安全運転管理者会二輪車普及安全協会、港北青少年交通安全連絡協議会の約40名がのぼりを掲げ、バイクや自転車の運転者や歩行者にチラシや安全グッズ(反射リストバンド)を配布。二輪車の事故防止を呼び掛けました。

特に神奈川県、横浜市、そしてこの港北区は「二輪車事故の比率が高い」(港北警察交通課担当)とのことで、メインの幹線道路での車の間のすり抜け時の車見落としによる事故や、特に信号機のない交差点での出会い頭(がしら)の一時不停止による事故が多発しているといいます。

先月2016年5月24日にも、高田町で信号機のない交差点に飛び出してきた自転車と路線バスの事故が起きたばかり。自転車運転者にも事故防止を呼び掛けます

先月2016年5月24日にも、高田町で信号機のない交差点に飛び出してきた自転車と路線バスの事故が起きたばかり。自転車運転者にも事故防止を呼び掛けます

ちょうどアップル研究所が見える場所で白バイ隊員に誘導されたバイク運転者は、一様にキャンペーン実施に驚いていたものの、今回のキャンペーンの主旨の説明や、二輪車を販売・メンテナンスを日常行っている地元のバイク店整備士らによる車体チェックなども受け、笑顔を見せるドライバーも時折いました。

このキャンペーンではバイク約30台に呼び掛けや車体チェックを実施。さらにドライバーや自転車通行者、歩行者にも安全運転を呼び掛けましたが、「ここで呼び掛けられるのは、ごく一部の方にすぎない。ぜひ、このキャンペーン活動が行われていることを知っていただき、特に車間のすり抜けや、交差点での事故に気をつけてもらいたいと思います。ぜひ、信号のない交差点では、一時停止の標識がなくても、見通しが悪い場合は、極力“徐行運転”を心がけてもらえたら」と、港北警察の担当者は、二輪車事故への注意を強く呼び掛けています。

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【参考リンク】

横浜市港北区「交通安全」ホームページ(港北区地域振興課地域活動係)

2016(平成28)年度二輪車交通事故防止強化月間 暴走族追放強化月間横浜市実施要項(港北区連合町内会定例会資料)[PDFファイル]

2016(平成28)年度「横浜市交通安全運動実施計画」(横浜市)[PDFファイル]

2016(平成28)二輪車交通事故防止強化月間 暴走族追放強化月間(神奈川県ホームページ)


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