放課後の居場所として、日吉の各小学校に設置(下田小学校は2017年春から新設予定)されている「放課後キッズクラブ」で、矢上小学校(日吉3)と駒林小学校(日吉本町2)の運営法人が来年度となる2017年4月から変更となる可能性が高いことがわかりました。
放課後キッズクラブは小学校の空き教室を使い、放課後の居場所を提供する横浜市の事業で、日吉の5小学校では2005年9月の日吉南小学校(日吉本町4)を皮切りに、2007年9月には矢上と駒林の両小学校、2011年11月には日吉台小学校(日吉本町1)でそれぞれ開設されています。
日吉南小では、開設当初から横浜市の外郭団体である公益財団法人よこはまユースが担っていますが、残る3校については、通信制の星槎(せいさ)国際高校や横浜国際福祉専門学校(青葉区)などを展開する学校法人国際学園がこれまで運営を行ってきました。
キッズクラブの運営法人は5年ごとに公募する形となっており、昨年度は日吉台小で公募が行われたものの、国際学園が撤退。新たな運営法人として、今年4月から神奈川区内の小学校でキッズクラブを運営するNPO法人「ゆう・青空」に変わりました。
今年度で5年間を終える矢上小と駒林小では、2017年度以降の運営法人が募集されますが、関係者によると、国際学園は応募しない考えだといい、理由については「国際学園内で(キッズクラブ参入に対する)方針が変わったため」と説明しています。
矢上小では、1日平均81人の児童が参加し運営スタッフは14人、駒林小は同72人が参加しスタッフは13人と両校とも比較的規模の大きなキッズクラブとなっています。横浜市では、運営者が変わっても現在のスタッフを原則として雇用することを求めているため、来年度以降も現場での大きな混乱はないものとみられます。
【関連記事】
・2017年春から下田小学校で「キッズクラブ」、19時まで放課後の居場所を提供へ(2016年5月11日)
【参考リンク】
・「放課後キッズクラブ」についての解説(横浜市)
・横浜市放課後キッズクラブ 運営法人募集説明会・現場見学会の開催について(横浜市、下部に矢上小と駒林小の運営法人募集の詳細)
・港北区内の放課後キッズクラブのご案内(港北区、運営法人の紹介も)