ヴァイオリンのソリストは日本音楽コンクール第1位の大江馨さんに決定――今年も、年末に日吉の丘フィルのハーモニーが日吉で楽しめます。2016年12月27日(火)18時30分(開場:18時)より、恒例となった日吉の丘フィルハーモニーの第5回記念年末コンサートが日吉駅前・慶應日吉キャンパス協生館の藤原洋記念ホールにて開催されます。
「日吉の丘フィルハーモニー」は2013年設立された慶應義塾高校や大学ゆかりの有志による学生アマチュア管弦楽団で、主宰は慶應義塾大学医学部在学中の村松琢麻(たくま)さん。年末を中心に、日吉の藤原洋記念ホールを本拠地として演奏活動を行っています。
昨年2015年12月に開催された第4回コンサートは、同フィルにとりチケットが初めて完売、会場もほぼ満員という大盛況の中開催されたとあり、日吉のクラシック音楽ファンにとっても注目のコンサート。今回のソリストが、2013年の第82回日本音楽コンクール(バイオリン部門)で第1位となった大江馨(かおる)さんに決定したことが、既に大きな話題となっています。
大江さんは、宮城県仙台市出身。慶應義塾高校、慶應義塾大学法学部卒業。現在、ドイツのクロンベルクアカデミーに留学し、ヴァイオリンの研鑽を積んでいます。
大江さんが慶応義塾高校在学中の2009年には、第63回全日本学生音楽コンクール全国大会(バイオリン部門)で第1位を受賞。慶應義塾で青春時代を過ごした大江さんのこの地や慶應への想いは深く、2013年に開催された第1回日吉の丘フィルハーモニーのソリストも務めています。NHK交響楽団や新日本フィルハーモニー交響楽団はじめ、日本のトップレベルのオーケストラとも共演を重ねる大江さんが、3年ぶりに日吉の丘で「里帰り演奏」するという、日吉のオーケストラ・ファンにとっては、聴き逃すことができない、注目のコンサートとなりそうです。
なお、曲目も決定し、大江さんがソリストとして奏でるチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」はじめ、シベリウス「フィンランディア」、ドヴォルザーク「交響曲第8番」を演奏する予定です。指揮者は、日吉の丘フィルでは初めての指揮となる慶應義塾大学医学部在学中の榎本卓哉(たくや)さんに決まりました。
当日のチケット販売については、夏の終わり頃から秋口までには公表予定との事です。
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【参考リンク】
・ヴァイオリン 大江馨 コンサート予定(ブログ)
・法学部政治学科2年 バイオリニスト大江馨君(慶應義塾ホームページ)
・大きな視点から「音楽」を考える姿勢で~大江 馨さん(桐朋学園ホームページ)[PDFファイル]