この街・日吉でも人ごとではない――今月(2016年4月)14日から続いている一連の「熊本地震」に対し、日吉の街でも支援の動きが出ています。日吉台中学校(日吉本町4)では、生徒会や各クラスの代表者からなる福祉委員会が中心となり、きょう4月22日(金)から同中学校の校門や日吉本町駅で募金活動を始めます。
日々、テレビや新聞などで熊本地震の被害状況や余震が多発するなど、大変な避難生活の様子が報じられています。同中学校でも教職員のなかに関係者が被災した人もいることから「何とかしなければ」という機運が高まり、生徒や教職員が一体となって募金活動を行うことに決めたといいます。
募金活動は4月22日(金)に校内の各門や校舎内で開始し、土日は学校自体が休みのため、25日(月)から27日(水)まで、生徒の登校時間である8時10分から25分まで行われます。このほか、4月25日(月)と27日(水)の2日間は、校門だけでなく、同中学校の近隣にある日吉本町駅前でも15時30分から16時30分まで活動を実施。集めた募金は、日本赤十字社を通して被災地に届けられます。
同中学校の高橋秀吉校長は「限られた時間ですが、生徒と教職員が何とか役に立てないかと考えて行動に移しました。多くの方にご協力をいただければ」と話しています。
横浜市では30年以内に震度6弱以上の地震が起きる可能性が8割近くと予測されるなど、地震の被害は「人ごとではない」地域です。すでに日吉では駅構内に直結した日吉駅行政サービスコーナーでも募金箱が設置されるなど、支援の動きが拡大しつつあります。
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【参考リンク】
・日吉台中学校ホームページ(場所などの情報)
・「横浜市 熊本地震募金」の実施について(横浜市)
・日本赤十字社(熊本地震の活動状況なども)