質の高い講座を低価格で受講できる「かわさき市民アカデミー」、4月生を募集 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞
かわさき市民アカデミーの受講者募集のチラシ

かわさき市民アカデミーの受講者募集のチラシ

東急線の元住吉駅と武蔵小杉駅のちょうど中間地点、法政第二高校・中学校に近い「川崎市生涯学習プラザ」(中原区今井南町)では、2016年4月から始まる「かわさき市民アカデミー」の受講生募集が始まっています。

かわさき市民アカデミーは、専門的で継続的な学習と研究の場として、1993年に市民が運営する形で始まった“学びの場”で、質の高い講座やワークショップをきわめて低料金で受講できるのが特徴です。川崎市民はもちろん、18歳以上であれば市民以外も受講が可能となっています。

「川崎市生涯学習プラザ」は元住吉と武蔵小杉駅の中間にあり、両駅から徒歩10分

「川崎市生涯学習プラザ」は元住吉と武蔵小杉駅の中間にあり、両駅から徒歩10分(同プラザのパンフレット)

講座内容は、「政治・経済・社会」から「人間・福祉」「科学」「歴史・文学」「環境、音楽、美術」など、大学で学ぶようなあらゆる分野・テーマと、地元の歴史などを学ぶ「川崎学」といった地域に関する内容まで、50以上が開講されます。講師陣は大学教授や専門家、ジャーナリストなど一定の知名度を持つ人が目立ちます。

たとえば、毎週土曜日の13時30分から15時00分の90分間開講する「現代日本の課題をめぐる心理学からの挑戦~自分らしく生きるための絆を求めて」と題した講座では、お茶の水女子大学の内田伸子名誉教授ら毎回異なる講師が担当し、全12回の受講料は1万2960円(非会員の「聴講生」の場合)。大学レベルの講座が1回あたり1000円程度で受講できる計算になります。

講座の多くは月曜日から金曜日までの昼間に開講されているため、平日働いている人には受講がしづらいのですが、一部は土曜開講もあります。

参加型のワークショップや教室外で開催する場合もあり、こうした講座は人気を集めているようです。また一部は川崎市生涯学習プラザ以外の会場で開催するものもあります。

申し込みの締め切りは2月19日(金)で、講座ごとの定員を超えた場合は抽選となり、会員となっている人から優先されるとのことです。会員は1年会員の場合が7560円、2年会員の場合は1万2960円の入会金はかかりますが、講座受講料が割引となります。なお、2月1日(月)の14時から15時30分まで、武蔵小杉駅近くの中原市民館で説明会も開かれます。

こうした低料金の市民向け講座は、横浜市にも「横浜市民プラザ」などはありますが、ほとんどが西区や中区など“横浜中心部”で行われるため、日吉在住者の場合は、川崎市で参加するほうが距離的な面で負担が少なく、内容が充実している点でおすすめです

【参考リンク】

かわさき市民アカデミー

川崎市生涯学習プラザ(東急武蔵小杉駅・元住吉駅から徒歩10分)


カテゴリ別記事一覧