アピタ日吉店が最終日、店長「お叱りや戸惑いの声を多数いただいた」

横浜日吉新聞
店長らスタッフが頭を下げるなかでシャッターが閉じられたアピタ日吉店(2015年11月29日18時40分ごろ)

店長らスタッフが頭を下げ、多くの客が手を振るなかでシャッターが閉じられたアピタ日吉店(2015年11月29日18時35分ごろ)

「アピタ日吉店」(箕輪町2)は2015年11月29日(日)の18時30分過ぎに閉店し、1977(昭和52)年6月以来、38年5カ月間にわたる歴史を閉じました

営業終了後のあいさつで同店の清水良彦店長は「閉店の発表後、お叱りの声や戸惑いの声をたくさんいただいた」と明かし、近隣に建設を予定する「横浜綱島店」については「オープン時期が未定であり、しばらくご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません」と深く頭を下げました。

営業最終日となった29日は、9時30分の開店前には各出入口に50人以上が並び、開店と同時に1階の食料品コーナーなどに並んだ特売品をカゴに入れていました。

閉店近くになってもレジには長い行列ができていた

閉店近くになってもレジには長い行列ができていた

当日は好天だったこともあり、昼頃にはレジに長蛇の列ができ、アピタ周辺の道路も駐車場へ向かう車で渋滞となっていました。また、店内では記念撮影をしている人も多く見られ、客が店員にあいさつしている姿も目立ちました。

17時頃には食料品のフロアの商品がほとんど売れてしまったものの、レジの長い列は解消せず、18時の閉店時間になっても店内には多数の客が残っている状態。実際に閉店できたのは18時30分ごろでした

営業を終えた後、綱島側の正面玄関前では100名以上の客が見守るなか、清水店長が6分ほどのあいさつを行い、看板の照明が落とされ、店長ら多くのスタッフが頭を下げるなかで、シャッターが閉じられました。

最後の1日は、普段では考えられないほど多数の客が押し寄せ、アピタ店内がどこか“お祭り”のような騒ぎとなっていたのが印象的です。

アピタ日吉店・清水良彦店長によるあいさつ

39年もこの地で営業できたことに感謝

営業終了後にあいさつするアピタ日吉店の清水店長

営業終了後にあいさつするアピタ日吉店の清水店長

アピタ日吉店は、1977(昭和52)年6月17日に「サンテラス日吉店」としてオープンさせていただきました。近隣のお客様、通勤通学でご利用いただいているお客様など、多数のお客様に愛されて営業をさせていただきましたが、本日をもって営業を終了させていただます。

39年にもわたりこの地で営業させていただきましたことを大変感謝いたしております。ありがとうございました。(ここでアピタ日吉店の看板を照らしていた照明などが消え、聴衆から驚きの声とともに大きな拍手、清水店長感極まり言葉に詰まる)

本年の8月27日から閉店セールを開始させていただきました。その頃から近隣のお客様や日頃ご利用いただいているお客様から、戸惑いの声や色んな声を頂戴いたしました。アピタ日吉店が閉店するということで、これからしばらく、みなさまにはご不便やご迷惑をおかけいたします。大変申し訳ございません。

正面玄関で清水店長のあいさつを聞く人は100名以上におよんだ

正面玄関で清水店長のあいさつを聞く人は100名以上におよんだ

綱島東にありました松下通信さんの跡地に新しい店を出店する計画ではございますが、今現在のところ、オープン時期が未定であり、それまでしばらくご迷惑をおかけすること、大変申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。(清水店長と後方のスタッフらが深く頭を下げる)

閉店することを発表した後に、お叱りの声や戸惑いの声をたくさんいただきました。逆に温かい声もたくさん頂戴しました。

実は今日も売場ではお客様からメッセージカードをいただいております(ポケットからカードを取り出す)。今まで日吉店に大変お世話になりました、というメッセージカードです。「魚屋のおじさん、いつもありがとう。ここで買うのが大好きでした」という内容でいただきました。(後ろのスタッフの方を振り返り)、魚屋の方、メッセージをいただきました。(聴衆とスタッフから拍手)

シャッターが閉まる直前、店長やスタッフに向かって多くの聴衆が手を振っていた

シャッターが閉まる直前、店長やスタッフに向かって多くの聴衆が手を振っていた

たまたま本日いただいたメッセージでございますが、これまでの間、本当にたくさんのお客様からメッセージをいただいております。

お客様のなかには、ユニー・サンテラス日吉があったので引っ越した方や、引っ越してきたらアピタがあって大変嬉しかったというお客様、あるいは小さな頃から当店でお買物をいただきまして、今になって自分の子どもと一緒に買物をさせていただいている、というお客様、「集いの木陰」のイベントショーや屋上のプロレスショーだとか、色んなイベントがあってとても楽しかったというお客様、いっぱいのメッセージや声をいただきました。大変ありがとうございました。この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございます。(聴衆長い拍手)

今まで色んなメッセージをいただいたお客様、こうして最後の閉店までご一緒いただいているお客様、こうしたお客様のご愛顧があって、わたくしどもアピタ日吉店が営業できました。大変感謝を申し上げます。ありがとうございました。(聴衆拍手)

これを持ちまして、アピタ日吉店は39年間の営業を終了させていただきます。これまでこの地で営業できたこと、従業員一同、大変感謝を申し上げます。ありがとうございました。(清水店長以下スタッフ一同頭を下げ、聴衆から大きな拍手と「ありがとう」の声が飛び、清水店長さらに深く頭を下げる)

今まで本当にありがとうございました。(外でマイクを握っていた清水店長らが店舗内に引き上げ、多くのスタッフが頭を下げるなかで、店舗内側のシャッターが閉じられる)

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最終日の店長あいさつの様子(本紙による動画、YouTubeで公開)


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