港北消防署による2015年11月19日現在の火災発生状況によると、同日までの港北区内における今年の火災発生件数は、50件で昨年と比べて14件減ったものの、昨年は0人だった焼死者が3名となり、焼損(焼けて壊れた)総面積も昨年と比べ倍以上に増えてしまいました。
港北区内での出火原因は「放火」が15件でトップです。昨年より7件減ってはいますが、依然として火災原因として一番多い状況です。以下、「こんろ」が8件で5件増となり、「タバコ」は昨年と同数の5件などとなっています。
放火は今年、日吉本町や綱島東などで1件発生していますが、高田西で3件、高田東で1件と高田地区での発生が目立つ状況です。
一方、町内会の地区別に見た火災発生では、日吉地区(日吉地区連合町内会管内)が区内でもっとも多く12件となり、綱島地区(綱島地区連合自治会管内)も7件で3位です。
これから冬になると、暖房機の使用が多くなり、さらには空気の乾燥状態が続くことで火災発生の危険性が高まります。引き続き火の取り扱いや、放火には細心の警戒が必要です。
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【参考リンク】
・港北区の火災・救急情報(PDF=2015年11月20日)
・港北区の放火発生状況(横浜消防庁)