来年(2016年)4月のオープンを目指し、綱島に新たな日帰り温泉施設の建設が進められています。日吉から見て鶴見川の向こう側、樽町3丁目の「綱島源泉湯けむりの庄」で、併設されるフィットネス施設では会員募集も間もなく始まります。
「湯けむりの庄」が建設されているのは、「イオン駒岡店」やスーパー「ビッグヨーサン綱島樽町店」に近く、自動車部品メーカーの株式会社ヨロズ本社の隣接地にある約8900平方メートルの土地です。
かつての温泉街である綱島駅近くからは離れているためか、綱島“温泉”ではなく“源泉”という名称を使っていますが、「ナトリウム炭酸水素塩泉を豊富に使用した天然温泉」(同施設のニュースリリース)になるとのことです。
日帰り温泉だけでなく、イタリアのマシンを導入するというフィットネス施設「PRiME fitness&spa(プライムフィットネスアンドスパ)」も併設し、来月(12月)1日から27日まで500名限定の1次会員(月会費:税抜1万4000円~2万9000円)を募集する予定です。会員になると、フィットネス施設だけでなく、温泉施設も自由に使えるようになります。
一方、日帰り温泉施設は「人気の炭酸泉をはじめ、毎分240リットルの源泉を使用した様々な浴槽をお楽しみいただけます」(同施設ホームページ)といい、浴槽のほかにフィンランド式サウナや岩盤浴の施設をはじめ、204席のレストラン、ラウンジ、休憩所などが設けられ、213台が収容可能な駐車場も整備されます。なお、入浴料金は今のところ公表されていません。
運営者のセントラル都市開発(東京都品川区)は、青葉区すすき野や川崎市宮前区など3か所で温泉施設を運営しており、今回の綱島は、「関東初の路面型フィットネス付の複合型高級日帰り温泉施設」(同社)になるとのことです。
温泉地・綱島に唯一残っていた駅近くの温泉施設「東京園」が新綱島駅工事の影響で今年5月から無期限休業となっており、現在では一部の銭湯を除き、温泉に入れる施設が1つもない状態です。それだけに、今回の日帰り温泉は期待を集めるかもしれません。
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【参考リンク】
・綱島源泉「湯けむりの庄」ホームページ