たかまつななの「笑えて学べるニュース」ライブ、12/1(火)慶應日吉で開催 | 横浜日吉新聞

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たかまつななさんプロデュース「笑って学べるニュース」ライブ。ゲストは、どきどきキャンプの佐藤満春さん、サンシャイン池崎さん、慶大総合政策学部大学院在学中のファッションモデル・鎌田安里紗さん。鎌田さんはたかまつさんと同じく「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の著名人メンバー

今回のライブのゲストは、どきどきキャンプの佐藤満春さん、サンシャイン池崎さん、慶大総合政策学部大学院在学中のファッションモデル・鎌田安里紗さん。鎌田さんはたかまつさんと同じく「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の著名人メンバー

慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)は、2015年12月1日(火)の 19時から、お笑いジャーナリストのたかまつななさんのお笑いライブ「たかまつななの笑えて学べるニュース~国際協力編」を慶應義塾大学日吉キャンパスの来往舎シンポジウムスペースにて開催します。

たかまつななさんは1993年7月生まれの22歳。フェリス女学院中学・高校を経て、現在、慶應義塾大総合政策学部(SFC)4年時に在学中です。本年4月からは東京大学大学院情報学環教育部にも新たに通学。「お嬢様芸人」という独自のジャンルを切り拓き、また「お笑い界の”池上彰(いけがみあきら)”さんになる」ことを目標として活動するお笑いジャーナリストです。

今回のライブはたかまつさんが慶應義塾大の卒業を目前とする「慶應での四年間の集大成」と位置づける企画。慶應生なのに、なぜ東大にも通い始めたのですかと聞くと、「東大(本郷)に通うことで、新たに多くのジャーナリズムを学んでいます。東大生は“そもそも”思考で、地味。慶應生は“わくわく”思考で、特に三田などはキャピ、といったところでしょうか」と両大学の特色を独自のお笑い目線で語ります。

「これからの世界を担う同世代の若い方に、国際協力を楽しく学んでもらうきっかけとなれば」と語るたかまつななさん(写真は公式サイトより)

「これからの世界を担う同世代の若い方に、国際協力を楽しく学んでもらうきっかけとなれば」と語るたかまつななさん(写真は公式サイトより)

「東大では、新しいメディアの重要性を学んでいます。若い人のテレビ離れがいかに進んでいるかを授業で学びました。憧れの池上彰さんのようにニュースをより身近に、より多くの人々に伝えるには、ということも、現在の慶大でも研究しています。一見わかりにくい国際協力や、政治といった問題を、お笑いを通じて伝えれば、自分と同世代、もっと若い世代にも、分かりやすく、親しみやすく考えてもらえるのでは」と日々活動しているといいます。

今回のライブは「国際協力」がテーマ。昨年、日本が国際協力を開始して60 周年を記念し、外務省が初めて提供を行ったテレビ番組「僕らが世界にできること」(東京MXテレビ・ニコニコ生放送)にもたかまつさんは出演しています。

この番組ではバングラデシュを訪問。また、今年3月にはJICA(国際協力機構)が国際協力を行うNGOと一緒に活動を行う「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の著名人メンバーとして、アフリカ・カメルーンを訪問。「国際協力をより深く考えるきっかけになりました」と、今回のライブのテーマについて熱く語ります。

「社会や世の中に対する違和感を感じたことが現在の活動の原点」と語るたかまつさん。大きな影響を受けたのが、小学校4年生の時に参加した野口健さん(登山家・アルピニスト)との富士登山だといいます。

「初日は美しい富士山を感じられるコースばかり歩いた翌日、目にした不法投棄のゴミだらけの青木ヶ原樹海が、大ショックでした。トラック、バスの大型車から、医療器具、注射器まで、おそらく産廃業者でしょうか。前日目にした景色とはあまりのギャップの光景に、世の中への違和感を強く感じたんです」と自身の人生の転換点を振り返ります。

たかまつさんは、今の教育界や、政治、社会活動を行う人々の目線にも疑問を投げかけます。

「今の日本では、理科の実験などは外部講師を招いたイベントや出張授業が多数行われているのに、特に社会科、現代社会や公民の分野ではほとんど行われていません。例えば、今”18歳選挙権”のことも多く話題になっていますが、今の学校教育の体制で政治教育ができるのか、ということに大きな疑問に感じます」。

「今の教育は、物事を根本から教えるということはせず、コンピュータで答えが数秒で出る問題を暗記させるなど、全く無駄ですね。国際協力についても、貧困の悲惨さを訴える感情的な授業ばかりで、これからどのように援助していけばいいのか、日本への利益はあるのか、課題は何かなど、問題の構造から今後の展望を考えるという本質的なことを教えていない。そういった”なぜ”を、お笑いで“わかりやすく”伝えていきたいのです」と、お笑いジャーナリストとしての使命感を強く抱いているたかまつさん。

「大学というアカデミックな空間で“お笑いライブ”を行うことで、多くの皆さん、特に同世代の皆さんに足を運んでもらえたら」と、今回のライブへの想いを語ってくれました。

今回の「笑えて学べるニュース」ライブは入場無料、要予約。知の奥深さを日々磨きチャレンジするたかまつななさんのライブが、どんな「お笑い」でニュースの世界へ誘ってくれるのか。注目の一夜となりそうです。

【参考リンク】

たかまつななの笑えて学べるニュース~国際協力編~(慶應義塾大学教養研究センター) ※予約画面へのリンク有

たかまつななオフィシャルサイト「お笑いジャーナリストへの道」

たかまつななさんのアフリカ・カメルーン訪問(なんとかしなきゃ!プロジェクト実行委員会)

日吉キャンパス「来往舎」へのアクセス(教養研究センター)


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